アサリの天敵・ナルトビエイ一斉駆除、初回は156匹

 瀬戸内海のアサリ漁場に深刻な被害を与えているナルトビエイの一斉駆除作戦が20日、宇部、山陽小野田市沖合であり、150匹余りを捕獲し、焼却処分した。捕まえた個体を調べたところ、前年より大型が目立ち、9割近くが雌で、同海域に子供を産みに来ていることが分かった。
 この時期の発生について「雌の群れが子供を産みに来ていると推測され、これから七月にかけて子魚を出すのだろう。広島県大野町の被害も減り、現状では、瀬戸内海でこの海域に最も多く発生している」と話した。近くで越冬している可能性を示唆する関係者もいる。
 捕まえてすぐに調理すれば食用にも堪え得るが、体内に残った尿素臭が強く、長期保存は厳しい。業者を通じて韓国、中国への輸出ルートも模索したが、良い返事はなかった。貴重な海洋資源を食い荒らす上、目下、有効利用の道も閉ざされており、水産関係者にとって深刻な厄介者だ。

 捕獲されたナルトビエイ(刈屋漁港で)

カテゴリー:アーカイブ2005年6月21日

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