200余年の歴史刻む近代化遺産、御撫育用水路

 厚南平野を流れる御撫育(ごぶいく)用水路が一七九二年に最初の完成を見てから二百年余り。宇部市御撫育土地改良区(金沢巌理事長)がこのほどまとめた資料によると、水路を利用した大規模な新田開発が旧藩の財政を潤し、明治維新に至る倒幕に間接的に寄与したことがよく分かる。地域が誇る県の近代化遺産だ。最初の管理組合となる御撫育用水組合が一九〇五年に設立されて、百周年を迎えた。
 撫育は「民衆をかわいがり育てる」という意味。一七六三年に七代藩主の毛利重就が撫育方を設立し、財政改革を遂行する中心的な役割を担わせた。

 改修工事の苦労を刻む記念碑。五田ケ瀬井堰の大改修に合わせて二〇〇〇年に同堰近くに移築された

カテゴリー:アーカイブ2005年2月25日

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