大型台風16号、暴風域に

気象庁によると、大型で強い台風16号は三十日午前十時現在、鹿児島県串木野市付近にあり、時速二〇㌔の速さで北北東に進んでいる。中心気圧は九五〇ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は四〇㍍。宇部市防災課によると、台風は九州を縦断し、午後三時ごろから同五時ごろにかけて宇部地域に最接近するとみられている。台風の影響で公共交通機関は相次いで運転を見合わせ、宇部市内や周辺市町では自主避難している世帯もある。市防災課では外出は避けて、土砂災害や洪水浸水に警戒するよう呼び掛けている。三十日午前八時二十七分には、宇部市役所で最大瞬間風速二四・七㍍(防災課調べ)を観測。日中を中心に一時間当たり三〇㍉前後の大雨に対する注意が必要で、正午から午後十時ごろにかけては暴風域に入り、屋根瓦などが飛ぶ恐れもあるという。同日午前十一時十分現在、宇部地方には暴風・波浪・高潮警報、大雨・雷・洪水注意報が出されている。 九州への台風の上陸は一九九九年の18号以来五年ぶり。 市防災課に三十日午前十一時までに入った情報によると、市内では六世帯十三人が市民・ふれあいセンターに自主避難している。道路冠水は一カ所、倒木は二件。市のホームページで随時、台風情報を更新している。 強風波浪・高潮注意報が発表されたのを受け、市では二十九日午後五時、防災課の職員三人が出動し、第一警戒態勢に入った。午後十一時には自主避難に備えて児童家庭課の一人も加え、第二警戒態勢に。 高潮警報や県からの連絡を受け、土木港湾課と農林水産課は三十日午前六時までに水防ゲートの陸閘(りくこう)や鉄樋を閉鎖した。 自主避難は常盤ふれあいセンターに二世帯八人、黒石ふれあいセンターに一世帯二人、西岐波市民センターに二世帯二人、恩田ふれあいセンターに一世帯一人。阿知須町でも町公民館に一世帯一人、おげんきかんに四世帯五人が自主避難している。倒木は錦町と西岐波で発生。西岐波の床波漁港近くでは道路が冠水している。 三十日午前十一時現在、宇部市内では飛行機、電車などの交通機関に影響が出ている。山口宇部空港を発着する便は夕方まで大半が欠航。JRでは宇部線、小野田線とも運転を見合わせている。 全日空は、692便(午前八時発)が夜間駐機しなかったために欠航。691便(同八時三十五分着)、694便(同九時二十五分発)は通常通りに運行したが、698便(午後四時半発)までの四便の欠航を決めた。日航は午前から午後にかけての四便が欠航した。 JRは宇部線、小野田線とも午前九時前から全線運休。山陽自動車道宇部下関線では、最高速度を五十㌔に規制しており、状況を見ながら、規制を強める。一般道路に交通規制はない。

 堤防に打ち寄せる高波(30日午前10時ごろ、西岐波長生で)

傘を飛ばされないようにしながら職場に向かう人たち(30日午前8時20分ごろ、宇部市役所前で)

カテゴリー:アーカイブ2004年8月30日

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