モハマド君、橋田、小川さんの墓前に報告

 イラクで戦闘に巻き込まれ左目を負傷、日本で手術を受けたモハマド・ハイサム・サレハ君(10)が二日、治療の実現に尽力しながらも、イラクで襲撃されて亡くなった宇部市出身のフリージャーナリスト、橋田信介さん(61)とおいの小川功太郎さん(33)の墓参りのため宇部市を訪れた。モハマド君は故人の墓前で、イスラム方式でお祈りし「橋田さん、小川さんありがとう」と感謝の言葉を述べた。
 モハマド君はきのう、静岡県沼津市内の病院で最終的な治療を受け、父親のハイサムさん(33)、橋田さんの妻幸子さん(50)、手術の橋渡しをした沼津ロータリークラブの一杉真城さん(59)と共に、羽田から空路福岡へ飛んだ。けさ新幹線で新山口駅に到着。小川さんの父、博さん(63)らが迎えた。
 朝から強い日差しとなり、モハマド君は黒の帽子をかぶり、まず上宇部の開墓地に眠る小川さんを墓参。次に桃山にある橋田さんの墓へ向かった。
 それぞれの墓にユリやバラなどの花束をたむけ、お祈り。線香を供えた。
 モハマド君は「二人が天国に行けますように、たくさんのお祈りをしました」、ハイサムさんは「手術の前に墓参りをしたかったが、これで安心しました。イスラムでは特別なお祈りをしました」と哀悼の言葉を送った。
 一杉さんによると、モハマド君は視力が〇・四まで回復したという。

 橋田さんの墓前でお祈りをするモハマド君(右)ら(2日午前10時45分ごろ、桃山墓地で)

カテゴリー:アーカイブ2004年7月2日

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