東京脱出 山口宇部空港に赤ちゃん連れの母親が次々

赤ちゃんを抱えて飛行機を降りた母親(山口宇部空港で) 福島第1原発の放射能汚染拡大を恐れ、関東地方を脱出した人で山口宇部空港が混雑している。到着ロビーでは小さな子供連れや大きな荷物を抱えた人が目立ち、犬が一緒の人もいた。出迎えの家族を見付けると安堵(あんど)の表情を浮かべた。

飛行機から降りてくる赤ちゃんを抱えた母親の多さに空港関係者は「これまで見たことない光景」と驚きを隠せない。13日ごろから増え始めたという。
17日午後から混雑はピークを迎えた。ANAとJALがほぼ同時に到着する午後6時半ごろにはロビーが出迎えの人でごった返した。待つ間、皆が原発関連のニュースを伝えるテレビの画面を食いいるように見ていた。帰って来た家族に駆け寄り「大変だったね」「無事で良かった」と声をかけた。
東京都目黒区から宇部市の実家に帰ってきたベンラー綾子さん(35)は胸の中で眠る6カ月の長男雄吾ちゃんの顔を見ながら「原発に何か起きて放射能が漏れた時の影響が心配で帰省を決めた」と話す。
母親の松橋美恵子さん(58)は「心配で仕方なかった。物資を送ろうにも宇部市内のスーパーは電池すら売り切れていた。顔を見て安心した」とほっとした様子。
東京から脱出した多くの母親が夫を東京に残している。千葉県から山口県内の実家に戻る義松さん(29)は地震で家の中がめちゃくちゃになった。「子供と3月いっぱいはこちらで過ごす。状況次第で延びるかもしれない。余震も続いており心配です」と顔を曇らせた。母親(53)は「本音はこっちに移り住んでほしい」と複雑な心境を語った。
18、19日の羽田発はほぼ全便が満席になっている。

カテゴリー:その他の話題,アーカイブ2011年3月18日

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