東京理大生が地元の電子地図作り

山口東京理科大工学部電気工学科の学生有志9人が、地元の地理情報を詳細に記したオリジナル電子地図を作る「地域・地理情報システム(GIS)活動」に取り組んでいる。電子地図はインターネットで公開されており、観光や気軽なまち歩きでの活用を勧めている。

公立化により地域と大学の連携強化が進む中、電気工学科で情報理論を教える井上啓教授が学生に呼び掛け、昨年度から取り組んでいる。参加したのは1、2年生が中心で、大半は島根県や福岡県など県外出身者。地域の現状と課題を探りながら魅力を再発見し、地域愛を深めている。

週末を利用して全地球測位システム(GPS)端末を携えて公園や名所を歩き、主要な建物や道路に限らず、遊歩道、遊具などの位置と形状を確認。電子地図の製作と公開は、誰でも自由に編集に携わることができるネット上の地図「オープンストリートマップ」で行っている。意見交換を重ねながら専用ソフトウエアを使って地図に情報を書き加えている。

これまでに同大、若山公園、竜王山、住吉神社、江汐公園、高泊後潟周辺の計6エリアの地図を完成させた。滑り台の形や材質まで記入するなど正確性と情報量を高めたのがこだわり。また利用者目線に立って、トイレやベンチの位置など生活情報も記載した。地図に添付する写真も撮影した。

リーダーの原大晟さん(2年)は「市内の歴史や文化、自然に触れることができた。同じ若者世代にも地域の魅力を発信したい」と意気込みを語った。

井上教授は「ネット上での製作だけでなく、現地を歩き回って学生が地域の人や団体とつながることで、求められている県内就職にもつながる」と期待を寄せた。

地域とつながる活動として市民にも参加してもらう地理情報の収集を兼ねた散策「マッピングパーティー」を、11月11日午前9時半から市役所を発着点に開催。学生と一緒に旦の登り窯や瓶垣がある旦の皿山周辺を歩く。対象は中学生以上で、定員10人。参加料200円(保険料、資料代を含む)。申し込みは、31日までに電話で市観光課(電話82-1151)へ。

カテゴリー:教育・文化,地域,アーカイブ2017年10月19日

石炭都市宇部市の起源
写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ