宇部市、DV基本計画策定

宇部市は、配偶者や恋人などからの暴力(DV)の防止と被害者の保護・支援に関する基本計画を策定した。4カ年で、新年度から施行する。防止に向けた啓発から、窓口を一本化した相談、自立支援までを関係機関と連携しながら取り組む方針を示した。

市男女共同参画課によるとDV関連の相談は、参画センターに専門相談員を設置した2005年度は107件だったが、08年度は281件と2・6倍に増加。市が昨年10月に行った市民意識調査で、配偶者から暴力被害を受けた経験があったり、受けた知人がいるとした女性は19%に上っている。
08年1月に施行された改正DV防止法では、市町村がDV防止、被害者保護のための基本計画を策定すること、支援センターの設置が努力義務化された。市は、被害者の救済を優先させるため、08年4月に支援センターを計画策定よりも先行して設置。今回「市配偶者等からの暴力防止及び被害者支援に関する基本計画」を策定した。
特徴は、表題に「配偶者等」と明記し、配偶者のほか恋人など親密な交際相手を含むことを示している点。全国的に珍しいという。
また、相手を束縛したり支配したりすることは重大な人権侵害であり、根絶すべきと明記している。
被害者の「相談や手続きの窓口が異なり、何度も自分が受けた暴力を話すのがつらい」との声が強いのを受けて、精神的な負担を軽減するために1カ所の窓口で済む「ワンストップサービス」を設ける。具体的には参画センターが窓口になり、庁内のほか警察署、社会福祉協議会、公共職業安定所など関係機関と連携し、一時保護や自立支援など必要なサービスが受けられるよう手助けする。
相談は月曜から金曜の午前9時─午後4時。毎日、専門相談員2人が当たる。新年度から月に1度、男性相談員も配置する予定。
相談は支援センター(電話33─4649)へ。

カテゴリー:行政2010年3月17日

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