万引きゼロへ向け、取り組み着々

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県内ワーストの汚名を返上すべく、青少年の万引き防止を推進している宇部市。万引きゼロ宣言、強化月間の設定、宇部警察署と連携した店側の防犯意識向上、ステッカー作製、中・高校生ボランティアによる活動など、積極的に取り組んできた。これが奏功し、2012年の検挙・補導少年を、前年比4割減の57人に抑えることに成功。今年1~7月も24人(12年同期比13人減)にとどめ、このままのペースでいけば、14年の目標値「47人以下」を、1年前倒しで達成できそうだ。

万引きは動機が比較的単純で手口も容易なため、初発型非行と呼ばれるが、繰り返すうちに規範意識が薄れ、本格的な非行へ深刻化する危険性が高い。市内では近年、少年の万引きが県内で最も多く、青少年問題協議会が14年中に、10年と11年の95人から半減させる目標を掲げた。
市では昨年7月のふれあい運動推進大会で、青少年の万引きゼロ宣言を採択。▽地域のみんなで青少年を見守り、積極的に声を掛け、絆を深めることで、健全育成に向けた地域づくりを推進▽店舗では、青少年が万引きをしない、させない環境づくりを推進▽家庭や学校で「万引きは犯罪」という認識を広め、青少年の規範意識高揚│に励んでいる。
7、8月を万引き防止強化月間とし、警察署と市教育委員会は合同で、街頭指導を展開。キャラバンの実施によるゼロ宣言の店のステッカー普及、大型店舗・商店街・コンビニエンスストアへの巡回、JR宇部線の全駅舎などへの万引き防止ポスターの掲示も行った。中・高校生のボランティアを中心とした少年リーダーズによる、非行防止のチェック・チェック作戦やサミットも実施。店側も防犯カメラの増設や陳列方法の改善に努めた。
11年と12年の検挙・補導少年を比較すると、中学生は50人から15人と大幅に減ったものの、高校生は逆に32人から34人と増えている。市教委学校安心支援室では「高校の生徒指導の先生とも綿密な連携を図り、減少に努めたい」としている。万引きと同じく初発型非行とされる、自転車盗、放置自転車を無断で使う占有離脱物横領などの防止も課題。犯罪を誘発しないよう施錠の啓発にも力を入れていく。

カテゴリー:行政2013年9月6日

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