参院選山口、林さん圧勝 得票率8割

支持者らと高らかに万歳する林さん(山口市内のホテルで)

第23回参院選は21日に即日開票され、現職と新人の3人が立候補した山口選挙区(被改選定数1)は、自民党公認・公明党推薦の現職で農林水産大臣の林芳正さん(52)が4選を果たした。得票率79・36%(得票数45万5546票)と8割近い支持を得る記録的な圧勝で「基盤が安定した自・公政権、安倍内閣の一員として、しっかりと政治に取り組み、日本を取り戻す」と話した。投票率は、全県が2010年の前回比11・56ポイントダウンの50・35%で通常選挙としては過去最低。宇部市は同10・73ポイントダウンの46・71%で、今回も県内市町ワーストワンだった。山陽小野田市は同11・79ポイントダウンの48・91%で、県内で4番目に低かった。

昨年末の総選挙で政権に返り咲いた自民・公明両党は今回、第2次安倍政権への追い風から、目標としていた「ねじれ国会の解消」を達成。同時に、近年の選挙でうたわれていた「政権交代」「二大政党制」の立役者・民主党は、わずか7カ月前まで政権の座にあったとは思えないほどに勢力が大きく減衰し、自民党1強時代を迎えた。
その方向性をいち早く示したのは、第2次安倍政権にとって初の国政選挙だった4月の参院山口選挙区補欠選挙で、自民党候補が6割超の得票率だったのに対して、大臣経験者の民主党系候補は他党と共闘しながらも独走を許した。さらに民主党県連は今回選挙で候補者擁立を断念。共産党は「自共対決」を掲げ、民主支持層をはじめとする反自民票の取り込みを目指したが、かなわなかった。
閣僚として迎えた林さんは、選挙戦17日間の多くを他候補の応援に費やし、許された県内滞在は当初3日間と終盤の1日半だけだった。「不在は初めてのこと」と、本人も陣営も不安を口にする中で、自民党県連は目標を「投票率60%で、得票数45万票、得票率63%」として、組織力をフル稼働。結果は、全国で最も早い「当選確実」だった。
共産党公認の藤井直子さん(61)の得票率は16・63%で、4月の補選の5・72%から大きく伸ばした。政治団体・幸福実現党公認の河井美和子さん(50)は4・00%で、補選の2・23%から上積みした。
地元関係の候補別得票数(得票率)は、宇部市が▽林さん=4万9060票(77・53%)▽藤井さん=1万2099票(19・12%)▽河井さん=2122票(3・35%)、山陽小野田市では▽林さん=1万9837票(79・23%)▽藤井さん=4138票(16・53%)▽河井さん=1061票(4・24%)│だった。
県選挙管理委員会によると、県内の当日有権者数は118万9567人(うち宇部市14万844人、山陽小野田市5万3309人)。全県だけでなく、山陽小野田市も1987年と今年4月の補選を除く参院選通常選挙では過去最低の投票率だった。宇部市は2番目の低さ。宇部市内の投票所61カ所で、投票率が最も高かったのは藤ケ瀬の57・69%。最低は開の27・21%で、20%台は計5カ所あった。

カテゴリー:行政2013年7月22日

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