久保田市長再選、2期目へ意欲満々

職員から祝福の花束を受け取り、笑顔で登庁する久保田市長(24日午前10時、市役所で)

任期満了に伴う宇部市長選は23日あり、即日開票の結果、無所属で現職の久保田后子さん(58)=西岐波下片倉=が、無所属で自民党県連推薦の新人、木藤昭仁さん(59)=厚南中野=の挑戦を退け、再選を果たした。投票率は前回を7・61ポイント上回る47・36%で、両者の得票差は5818票。信を得た久保田さんは、興奮冷めやらぬ24日から公務に復帰。職員から祝福の花束を受け取り、2期目への意欲を示した。

いつもはバス通勤だが、遊説中に転倒して左肘を複雑骨折しており、大事を取って公用車で登庁。玄関前でのセレモニーの後、早速、課長級以上の職員140人を前に訓示し「再び市長として帰ってきました。引き続き皆さんと働ける喜びをかみしめ、市長としての責任の重さを自覚し、共に頑張っていきたい」と語った。職員を代表して末次宣正副市長がお祝いの言葉を述べた。
記者会見にも臨み、選挙戦を振り返るとともに、2期目への抱負を力強く語った。「再選を果たし、感謝の気持ちでいっぱい。掲げたマニフェストを実行していく決意を新たにした。対立を超えて融和をつくり、心が一つになるよう取り組みたい。2期目となるが、新たに大きな目標を掲げて挑戦していくという思いが強い。より分かりやすい市政運営にも努めたい」などとした。
祝勝会後、あいさつや祝福の電話やメールに応対し、午前2時に就寝、5時には起床したが、体調は万全という。心配される左肘については「選挙中はこの状況をどう立て直すか、考えを巡らせたが、多くの支援者、家族が支えてくれた。肘には10本ボルトが入っており、これからリハビリを始めるが、何よりも日にちが薬」と説明した。
16日に告示された今回の市長選は、直前まで無投票ムードだったが、5月に入って元市総務管理部長の木藤さんが「信頼と絆の再生」を掲げて立った。保守系市議15人の後押しと自民党県連の推薦、元同僚や同級生、地域やスポーツの仲間が無名の候補をもり立てる体制を整えた。組織力、機動力を生かして市内を巡り、10~20年後を展望した明るいまちづくりを訴えた。
一方、久保田さんは告示直前まで公務に専念し、後援会活動が思うようにできなかったが、選挙戦に入ると、1期4年の実績に加え、新たなマニフェスト(政策公約)「改革と成長の戦略プラン100」を掲げ、行財政改革の推進、心豊かで安心安全なまちづくりをアピールした。
県内唯一の女性市長で圧倒的な知名度と実績を持つ久保田さんは草の根で選挙戦を展開し、木藤さんは組織型に草の根をプラスして、短期間で支持を広げてきた。現職と元市幹部職員による対決という、同選挙では久しく見られなかった構図に有権者の注目が集まった。
お互いに、市制100周年を見据えた総合計画を基本に、雇用の創出、中心市街地再生を視野に入れた地域経済の活性化、少子高齢・人口減少社会への対応などを主張。政治姿勢やこの4年間の市政運営に対する評価こそ見解は分かれたが、木藤さんの訴えは一歩届かなかった。

カテゴリー:行政2013年6月24日

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