山陽小野田市が橋梁長寿命化計画

予防保全型管理に分類された有帆川に架かる第2高千帆橋(田辺三菱製薬工場の小野田工場前で)

山陽小野田市は橋梁(きょうりょう)長寿命化修繕計画を策定した。市が管理する橋長2㍍以上の道路橋197橋のうち、将来への保存や早期の機能回復が必要な橋、渡線橋など架け替えが困難な橋など、予防保全型管理に分類した72橋を対象に、計画的な補修や維持管理で耐用年数の延命化やコストの削減を図る。

現在、戦後復興からの高度経済成長期に建設された多くの橋梁が老朽化し、約14%の28橋が耐用年数とされる50年を経過。10年後には58%、20年後には85%となり、大規模な修繕が集中することが懸念されている。
197橋のうち、損傷が著しいとされるものが117橋と約6割を占め、損傷がないものは33橋の17%。対策別では7割の138橋で状況に応じて補修を行う必要があるとし、約1割の21橋は早急な対策の必要があると判断している。
計画では架け替え中や架け替え予定のある7橋を除く190橋を、条件や構造を踏まえた効率面から予防保全型管理と事後保全型管理に分類。予防保全型管理の72橋に対し、修繕や点検、新たな劣化などの確認を定期的に行う。
定期点検や安全点検は県橋梁点検要領(案)に基づき、路線条件や損傷状況に応じた間隔で実施。修繕は橋梁の重要度と損傷の深刻度から優先度を決めて行う。また、点検や修繕の結果に基づき、計画の見直しを繰り返し行っていく。
架け替え判断橋齢に達した橋梁については、竣工(しゅんこう)から修繕、解体までの費用を算定し、架け替えか延命を判断。橋長8㍍以下の小規模な118橋は事後保全型管理とし、従来通り、劣化や損傷が表面化した後の事後的対応となる。
市では72橋の補修や架け替えに要する今後50年間の費用は、事後保全管理で約42億円、予防保全管理で約10億円と予測しており、計画による予防保全を行うことで約32億円、75%ほどの削減効果を見込んでいる。

カテゴリー:行政2013年6月12日

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