16日告示の宇部市長選、現職に元市幹部が挑む

任期満了に伴う宇部市長選は16日の告示が迫ってきた。これまでに現職の久保田后子さん(58)=西岐波下片倉=と元市総務管理部長の木藤昭仁さん(59)=厚南中野=が名乗りを上げており、一騎打ちとなりそう。実績と知名度を背景に再選を目指す現職に、自民党の推薦を得た新人が挑む対決の行方が注目される。

久保田さんは新天町2丁目のアーケード内に後援会事務所を設け、市政報告会や集会を通して直接対話に力を入れる。「政策や事業の種をまき、芽が出てきた。花を咲かせ、大きな木にするには4年は短い」と続投に意欲を見せる。公務があり専念できないが、時間が許す限り支援者の前に立ち、マニフェスト(政策公約)を総合計画前期実行計画に溶け込ませて取り組んできた成果をアピール。これまでと同様に草の根がモットー。「1期目とは違い、今回は厳しい」と後援会は気を引き締める。
木藤さんは浜田町3丁目の建設会社内に事務所を設け、地元の厚南はもちろん、東岐波方面に連絡所を広げた。出馬表明からまだ1カ月しかたっておらず、知名度では現職に大きく水をあけられているが、自民党や保守系市議、元同僚らの後押しを受けて組織体制を整備。「信頼と絆の再生」という政治姿勢を打ち出し、アベノミクスの波に取り残されないよう、国や県との緊密な関係の構築、中長期的な視点に立った政策に力を込める。事務所には多くの関係者が出入りし、盛り上がりを見せている。集会などでは本人より弁士の鼻息が荒い。
立候補予定者が公平公正な場で政策を訴え、選挙ムードを高めるための公開討論会が中止になった。木藤さんは名を売るチャンスだったが、出席を見送った。元公務員であれば守秘義務もあり、過去の政策の水掛け論になれば、あすの宇部を見据えた議論ができないと考えたようだ。
一方の久保田さんは、絶好の機会を逸した。
折しも総会シーズン。各会場で2人の〝ニアミス〟が起きており、これまでになかった雰囲気に包まれるという。企業や各政党、労働団体などの多くは表立って態度を鮮明にしておらず、現時点では「自主投票」。大きな失政や市を二分するような課題に乏しく、いずれも「元気」を掲げているだけに、両者が今後、どのようなカラーを打ち出していくかが選挙戦の鍵を握りそうだ。

カテゴリー:行政2013年6月11日

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