交通安全協会の入会率35%に減

交通安全協会の会員離れに歯止めがかからない。宇部交通安全協会(高橋明利会長)が1日の総会で明らかにした2012年度一般会計決算書によると、昨年度の入会者(法人を除く)は1万人の大台を割る9434人(前年度比2053人減)にとどまったことが分かった。運転免許更新時に3分の2のドライバーが入会を辞退していると推計される。

協会事務局によると、窓口の入会率は宇部(宇部警察署)が53・4%、県(総合交通センター) が28・4%で、両窓口を合わせると35%前後。「年々減少する傾向にあり、(協会離れを)抑止できていない状況」という。
10年前は67%台、最盛期は80%台を維持していた時期もあった。
加入は個人の任意で、入会者の減少は全国的な傾向。06年3月、運転免許証更新の受付窓口と、会費を徴収する窓口が分離されてから減少が顕著になったとされる。
入会者は、協賛店による割引特典などのサービスが受けられるほか、交通安全学習館の利用補助、チャイルドシートの無料貸し出しといった特典があるが、入会を断る理由の多くは「メリットが分かりにくい」というもの。
協会は、各分会や現場講習会などの機会を通じて入会を呼び掛けてはいるものの、思うような成果は得られていない。事務局は「交通安全をみんなで支えようという意識が薄れているのでは」と、事態を憂慮する。
会費の不足分は、事業費や会議費、人件費、事務費を切り詰めながら対処。13年度は宇部での窓口入会率を60%台に回復させる目標を立てているが、それでも入会者は減少する見込みで、職員を嘱託に切り替えることも視野に入れながら予算を編成している。
総会では、会員増強に向けて「一人でも多くの人に理解してもらうように努める」という基本方針を盛り込んだ事業計画を承認。上宇部分会長を退任した紀藤浩文さん(80)に感謝状を贈呈した。
議事終了後、高橋会長が体調を理由に会長職を辞任したいという意向を示したが、役員改選を来年に控えていることから、それまでは必要に応じて代行を立てることを事務局が提案し、了承を受けた。

カテゴリー:行政2013年6月3日

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