デマンド交通検討部会が提言書提出

白井市長に提言書を手渡す曽瀬座長(市役所で)

山陽小野田市が導入を決めたデマンド交通について、まちづくり市民会議「デマンド交通検討部会」(曽瀬護座長、12人)は21日、会議内容をまとめた提言書を白井博文市長に提出した。モデル地域として山陽地区の3地域を指定し、結果を踏まえての他地域への展開も要望。市では判断材料として活用し、路線バスなどのダイヤ改正がある来年10月の実施を目標に、検討する。

委員は公募によるもので、2月12日から4月30日まで6回の会議を開催。共通認識として、高齢化や公共交通空白・不便地域の状況を把握した上で、既に導入している他市の施策も参考にしながら意見を出し合った。
運行形態は厚狭北部、山川、山野井の3地域と、厚狭市街地の医療機関や公共施設、商業施設の往復。利用者は3地域に住む登録者などで、1乗車は200円程度とし、利便性を考慮した柔軟な運行計画や子供や高齢者、障害者への配慮を要望した。
市民の声を反映したスムーズな運行ができるよう、経営主体となる市や運行事業者、利用者、有識者からなる運営委員会の設置も提案。運行地域を山陽地区に限ったことから、小野田地区との交通アクセスの改善や乗り継ぎ割引も求めた。
市役所には曽瀬座長と吉冨拓茂副座長が訪れた。白井市長は提言書を受け取ると「乗客の少ない路線バスでも廃線になれば、利用者の生活が難しくなる。皆さんの知恵を出し合った提言書を踏まえ、市民の期待に応えたい」と意欲を見せた。
曽瀬座長は「毎回、委員から活発な意見が出され、熱の入った会議となった。地域の選定には本当に頭を悩ませた。提言した通りに実現できるかどうかは分からないが、市の検討に期待したい」と話した。
デマンド交通は事前に予約した人の家や指定場所を回り、それぞれの目的地で降ろす、予約型の乗り合い交通システム。多様な需要に対応でき、高齢者を中心に、交通不便地域の貴重な足として注目されている。

カテゴリー:行政2013年5月22日

写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ
single