夜はハイビーム活用を

夜間に歩行者が車にはねられる事故を減らそうと、宇部警察署(徳永幸弘署長)はドライバーにハイビームの使用を呼び掛ける。「対向車の迷惑になる」と使いたがらない人がいるが、同署ではロービームとの小まめな切り替えに理解を求め、遠くまで照らせるメリットを強調する。

昨年、県内で道路横断時などに車にはねられて死亡した歩行者は23人。このうち19人が夜間の事故だった。いずれも車はロービームで走っていた。1・5倍の距離に当たる約100㍍先まで照らせるハイビームを使っていたら、運転者が早めに気付いて事故を防げた可能性がある。
法令では、ハイビームを「走行用前照灯」、ロービームを「すれ違い用前照灯」として位置付ける。誤解されがちだが、ロービームはライトの能力を落とした状態で、ハイビームこそ本来の前を照らす力が発揮される。
しかし、対向車がハイビームだと歩行者が見えなくなり、後続車から照らされるとバックミラーなどが光を強く反射して運転しづらい。道路交通法では、前に車が走っている状態でハイビームを使うのを禁止しており「減光等義務違反」で減点1点、乗用車なら反則金は6000円になる。
今年、同署管内では、夜間に歩行者がはねられる事故が3件発生しており、ハイビームの使用促進を急いでいる。前の車に気付いたらロービームに切り替えるマナーと併せて呼び掛けることにしていて、加藤工交通官は「小まめな切り替えで頭を使い、漫然と運転するのも防げる」と話す。
来月以降、地元企業に協力してもらい、ハイビームとロービーム切り替えのモデル事業所を設けることも検討している。

カテゴリー:行政2013年5月21日

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