X線撮影、医師が立ち会う

医師を配置してスタートした地区巡回がん検診(上宇部会館で)

宇部市は13、14日の上宇部会館での検診を皮切りに今年度の地区巡回がん検診をスタートさせた。がん検診車でのX線撮影に医師が立ち会わないのは「違法」と厚生労働省が判断し県内外で波紋が広がる中、市は独自に医師を配置して年間スケジュールを予定通りこなす。

検診問題は下関市の市民が昨春「違法では」と指摘し、県が今年2月、厚労省に確認したところ口頭で「違法」の回答があった。これを受けて下関市が新年度から肺がん検診車の運用を中止したり、周南市、下松市では検診回数を減らして対応したりしている。
宇部市はがんの早期発見、居住地区へ出向いての巡回検診という市民サービス確保の視点から医師を付けて予定通り実施する方針を打ち出した。
5月の9回分については市医師会の仲介で4人の医師を確保して対応。6月以降については検診事業を委託している西日本産業衛生会(福岡県北九州市)が医師を検診車に乗せる。
年間40回の巡回検診に伴い、新たに約360万円の経費を要する。国が従来通り、医師を配置しなくてもよいとした場合は、その段階で委託先との医師配置の契約を打ち切る。
県地域医療推進室では「医師数が十分でない地域は規模を縮小して対応せざるを得ない状況。国の早急な対応を求めたい」とした。上宇部会館で検診を受けた男性は「毎年、受診している。住んでいる地域で受けられるので助かる」と巡回検診の意義を話した。

カテゴリー:行政2013年5月14日

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