元市幹部の木藤さん市長選へ出馬表明

出馬会見する木藤さん(10日午前10時45分、市役所で)

宇部市の元幹部職員、木藤昭仁さん(59)=東須恵=が10日、6月16日告示、同23日投開票の市長選への出馬を表明した。宇部に育てられた「真のうべもん」とし、絆の再生やにぎわいと笑顔あふれるまちづくりなど五つの政策の柱を語った。前日に自民党の推薦も取り付けている。先に久保田后子市長が2選に意欲を見せ、無投票も予想されたが、現職と新人による激しい選挙戦へと一転した。

市役所の記者室で行われた会見で木藤さんは「国、県とのつながりが薄く、閉塞(へいそく)感がある。連携がなければ産業力の強化はできない」「マニフェスト(政策公約)は批判しないが、短期的な成果に走り、中長期的視点とのバランスが感じられない。地域コミュニティーや生涯学習など、地道で継続的な取り組みが必要」「市の職員の目が内向きで、市民との信頼関係が希薄になっているのではないか」と現職に欠けている部分を指摘。「このまま4年が過ぎると取り返しが付かない。多くの人の懸念の声も聞いて決めた」と語った。
態度を決めたのは先月21日。勤務していた介護施設も退職した。「安倍政権の勢いに取り残されはしないかと3月ごろから危惧していた。無名、新人なので、組織的に体制を整備しないと戦えない」と、市議の後押しを受けて自民党県連に推薦願を出した。後援会は4月30日付で設立。市体育協会の伊藤隆司理事長が会長に就任した。
今でいいのか、古里宇部にぬくもりを取り戻したいと強調する。仲間を信じ、支え合う「信頼と絆」を信条とし、政策の柱を掲げた。癒やしの再生として、常盤公園への白鳥慰霊碑、白鳥湖再生へ向けた検討を入れた。そのほか、にぎわいと笑顔あふれるまちづくり、安全・安心なまちづくり、元気な心と体を育むまちづくり、次世代を支えるまちづくり。
告示まで2カ月を切っての表明について「苦しいことは覚悟しているが、意地を貫きたい」と語った。「(市政運営は)スーパースターじゃなく、組織全体の力を高めることが大切。継続や改革など、最終的にはリーダーが決めるが、そのプロセスにある議論など、つないでいきたい。市民と向き合うことをおろそかにしてはいけない。『うべもん』として育ち、小さい時からの友人や周囲とのつきあい、バレーボールや野球を通じて関係を培ってきた。その縁を今こそ発揮したい」と職員や市民、企業やさまざまな団体と共に取り組んでいく姿勢を強調した。

カテゴリー:行政2013年5月10日

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