厚東川末信堰の魚道を改修

改修された魚道(厚東末信で)

宇部市ガス水道局(和田誠一郎局長)は、老朽化や水量の関係で本来の役割を果たしていなかった厚東川末信堰(ぜき)の魚道を改修した。生態系の回復を求める上流域の関係団体の要望もあり、アユやヨシノボリ、カワムツなどが遡上(そじょう)しやすくなった。

末信堰は戦後の1946年に当初は固定堰として建設された。56年に民間譲渡され、67年以降に可動堰になった。現在は宇部、山陽小野田市の水道事業者を含む4者が共有している。
コンクリート3面張りの魚道は、広瀬浄水場近くにある同堰の左岸(霜降山側)に整備された傾斜のある水路。河床との段差があり、水が少なければ上がれない状態。工事では、その段差を解消するとともに、魚道の隔壁を川中側にそろえ、水が流れやすいように側面にも切れ目を入れた。側面と下流側にスロープを設けることで、魚が自由に上がれるようにした。
これまでに、小野地区振興対策委員会や小野湖内水面漁業協力会などから要望が出ていた。
同局水道事業部では2011年度から協議に入り、12年度事業で実施。下関市の水産大学校関係者の調査や指導で、生態系を把握するとともに、設計・施工に反映させた。
事業費は土のうの仮設工事なども含め約500万円。水の使用量で共有する4者が負担した。同部では「ゲートの改修など4者で負担している。取水ではなく、生態系の問題だったが、ご理解をいただいた。アユの遡上時期に間に合った」としている。

カテゴリー:行政2013年4月19日

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