山口宇部道路、無料化後の交通量激増

宇部道路図面

県道路整備課は29日、山口宇部道路(山口市朝田―宇部市大沢西、36・4㌔)と周辺の県管理道路の交通量(午前7時から午後7時までの12時間)を発表した。大沢西から旧山口宇部有料道路に進入する調査地点は、有料時は7723台だった交通量が無料化に伴い1万5786台に倍増。この車を上乗せする形で嘉川インターチェンジ(IC)―長谷IC間は8997台が1万4642台に増えるなど、交通地図が塗り替えられている。

山口宇部道路は2011年7月31日に山口市の朝田ICから嘉川ICまでの14㌔区間が開通し、12年3月28日に旧山口宇部道路が無料開放され国道190号と交わる大沢西までの22・4㌔区間が山口宇部道路の一部となった。
交通量調査は11年10月26日(県管理道路は10月20日)に次いで、無料化後の12年12月11日のいずれも平日に実施した。交通量は上下線合わせた台数。
無料化により宇部市内から山口市に向けて、それまで国道190号や国道2号を経由していた車が山口宇部道路にシフト。特に山陽自動車道宇部下関線方面からの車も加わる宇部ジャンクション(JCT)―阿知須IC間は、6300台が1万8969台と3倍に激増した。
先に開通した朝田IC―嘉川IC間の調査地点でも、9000~1万4000台の交通量が、1万4000~1万5000台に増えている。
一方、両市間を結ぶその他の幹線道路の交通量は軒並み減少している。国道2号と山口市秋穂で交差し、山口大付近まで伸びる山口小郡秋穂線は〝裏道的〟に使われていたが、上郷岩屋では1万4983台から1万2026台に減った。小郡の県総合交通センターから山口きらら博記念公園方面を結ぶ山口阿知須宇部線の阿知須岩倉では1万2166台が7484台と4割近く減少した。
国管理の国道9号も近く交通量が発表されるが、影響を受けているのは間違いない。
同時期に開通した地域高規格道路小郡萩道路の美東町真名―絵堂間の12・9㌔区間の半日交通量は5000台前後で推移。県道路整備課の緒方正則主査は「無料化と新しい道が周知されてきたことが利用を促進。人口規模の大きい両市間を結ぶということで小郡萩道路の3倍の交通量がある」と分析した。
山口宇部道路は、並行する道路からのシフトだけでなく、九州方面から山陰に向かう物流や、それまでは山口市周辺から中国自動車道を使って北九州や福岡に足を延ばしていた人が、直線道が主体で走りやすい山陽自動車道宇部下関線にアクセスする道として使うなど新規需要も掘り起こしている。

カテゴリー:行政2013年3月30日

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