市家庭児相、児童虐待39件 前年度上回る

宇部市家庭児童相談室(こども家庭支援センター)が2月中旬までに処理した今年度の児童虐待件数は39件で、前年度を既に上回っている。近隣、学校・保育園からの相談通報が増えており、社会の監視ネットワークの充実をうかがわせた。同センターでは専用ダイヤル(電話34─8333)を設け、虐待や子育てなど子供にかかわる全ての相談を24時間体制で受け付け中。「独りで悩まず、気軽に連絡を」と呼び掛けている。

このほど開かれた市こども支援ネットワーク協議会の会合で報告された。過去10年間の虐待件数は40件前後で推移しており、最少は2011年度の32件、最多は07年度の49件。
今年度分は2月14日までの中間まとめで、虐待内容は身体的の18件を最多に、子育て放棄であるネグレクトの13件、心理的虐待の8件と続き、これまでとほぼ同傾向だった。性的虐待は無かった。
相談・通報者で最も多かったのは学校・保育園の15件で、全体の約4割を占めた。以下は、近隣の15%、家族の13%、児童相談所の10%など。虐待者は実母が64%、実父が33%、その他が3%。被虐待者の年齢構成は、小学生の41%、3歳~就学前の28%、3歳未満の15%、中学生の10%、高校生・その他の5%だった。
相談の約9割は面接指導などで解決が図られたが、残りは施設入所や里親委託での対応になった。
今年度は事件化した事例もあり、会合で同センターは協議会を構成する市医師会、市保育連盟、市私立幼稚園連合会、市民生児童委員協議会、市小・中学校校長会、宇部警察署などに引き続き情報交換と連携強化を求めた。
このほか13年度事業として、社会問題化した「行方が分からない子供」の確認作業を実施する。同センターなどによると全国では976人の就学児童が所在不明。市内は全員確認されたが、小学校入学前の未就学児については調査が行われておらず、ネットワークを構成する各機関・団体が手を取り合って確認作業に取り組む。

カテゴリー:行政2013年3月2日

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