787型機、全日空3往復欠航

欠航が相次ぎ、人がほとんどいないロビー(17日午前8時半すぎ、山口宇部空港で)

山口宇部空港を飛び立った全日空のボーイング787型機が高松空港に緊急着陸してから一夜明けた17日は、朝から同型機での運航が予定されていた便の欠航が相次いだ。全日空の山口宇部-東京・羽田線は全便同型機を基本としていただけに、機材繰りが困難な状況。安全確認がいつまでかかるかめどが立っておらず、出張などで飛行機を使う利用者から不安の声が聞かれた。

同日は始発など全日空の3往復が欠航した。777型機に機材変更した昼の1往復と、もともと767型機を使用予定だった夕方の1往復のみの運航となった。国内線ターミナルビルの全日空カウンターでは、欠航の連絡を受けた搭乗客が払い戻しや搭乗便の変更手続きをしていた。
全日空は「原因が究明されておらず、どこを緊急点検すれば安全確認と言えるのかはっきりしない。機材のやりくりをしているが、現時点でいつ通常運航に戻せるのか言える状況にはない」としている。
米国でもトラブルが相次ぎ、16日には米連邦航空局(FAA)が、同国内でのボーイング787型機の一時的な運航停止を命令、声明で「バッテリーの安全確認が必要だ」と指摘している。
山口宇部-東京・羽田線はビジネス客が多い。宇部興産IR広報部によると、17日午前現在、今回の事態を受けての社内での出張者への通達、方針は出していない。飛行機を利用するか、新幹線に切り替えるかは、社員の判断に任せているという。ただ、減便が長期化すれば影響が懸念される。
一方で、交通機関としての飛行機に不安を持つ人もいる。東京に出張するため山口宇部空港に出向いた下関市の女性会社員(26)は「急ぐとき以外は新幹線にしたい。地上を走るので安心感がある」と話した。
先月開港した岩国空港と山口宇部空港で、関東からの観光客の誘致に力を入れてきた県交通運輸対策室は、今回の事故で冷や水を浴びせられた格好だ。「どこまで影響が出るのかは分からない。国や全日空には対応をしっかりしてほしい」と話した。

カテゴリー:行政,その他の話題2013年1月17日

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