市営住宅、迷惑行為に措置要綱

宇部市は、騒音やペットの飼育など市営住宅での迷惑行為に対する措置要綱を制定した。是正の指導や指示などに従わない悪質な事例には、明け渡し請求までを視野に入れて迅速に対応する。市営住宅条例では、周辺の環境を乱し、迷惑を及ぼす行為を禁止しているが、その定義や措置の手続きを明確に定めた。

市住や改良住宅、共同施設とその敷地内での迷惑行為は、これまで具体的な定義がなく、対応もまちまちだった。市では、過去の苦情や報告で多かった犬や猫など動物の飼育、騒音、迷惑駐車をはじめ、他都市の事例を参考に、生ごみや汚物の放置、粗暴な言動、建物の損壊や度重なる火災や水漏れの引き起こし、危険物の携帯など11項目を網羅し、その行為についても具体的に定めた。
要綱では、迷惑行為の連絡を受けた場合、市住の指定管理者が申立者、近隣入居者、管理人、自治会役員、原因となっている入居者に事実を確認。明確にした定義に該当すると認められた場合、是正を指導する。改善されない場合は、指示書、原因者の呼び出し、誓約書の提出という手続きで解消を図る。
最終是正指示(最終警告)以降は市側が措置を引き継ぎ、弁護士の意見を聞きながら入居の取り消し、住宅の明け渡し請求まで踏み込む。原因者が自立生活が困難と認めた場合は、保証人や親族、関係機関に連絡し、受け入れ先を相談する。
要綱は県内で初めて10月に定めたが、これから周知を図る。申し立てなどは電話でも受け付ける。市では「指定管理者と市の役割を明確に位置付けるもの。規制ありきではなく、文書を送ることなどで抑止効果になればと考えている」としている。

カテゴリー:行政2012年12月14日

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