寒風に熱く第一声、予定3候補名乗り

原発を含むエネルギー政策や景気対策、環太平洋連携協定(TPP)、外交・安全保障政策を争点にした第46回衆院選が、4日公示された。政権継続に全力を挙げる民主党、政権奪還を目指す自民、公明両党の激突の行方に加え、〝第三極陣営〟がどこまで支持を集めるかが焦点になりそう。山口3区(定数1)には届け出順に、民主党前職で党県連副代表の中屋大介さん(34)、共産党新人で党県委員会委員の五十嵐仁美さん(51)、自民党前職で党選対局長の河村建夫さん(70)の3人が出馬。投開票日の16日に向け、選挙戦に突入した。

衆院選は2009年8月以来、3年4カ月ぶり。公示を前に第三極陣営の離合集散が進んだことなどから、全国的には12党が乱立して候補者を擁立した。小選挙区300、比例代表180の定数480に対し、前回の1374人を上回る1500人弱が立候補する見込み。
民主党は比較第1党の確保が目標。自民党と公明党は両党での過半数(241議席)獲得を目指す。前東京都知事の石原慎太郎代表が率いる日本維新の会、嘉田由紀子滋賀県知事が代表を務める日本未来の党などの第三極が躍進すれば、選挙後は政権の枠組みをめぐって、政局が流動化する可能性もある。
また現行の小選挙区の「1票の格差」について昨年3月、最高裁が「違憲状態」と断じ、先の臨時国会で定数を「0増5減」とする関連法が成立したが、区割りの見直し作業が間に合わず、今回の選挙は違憲状態が改善されないままで実施される。
県内では1区4人、2区4人、3区3人、4区3人の計14人が立候補した。
 【中屋陣営】宇部市中山の選対本部前で午前9時半から出陣式。支援者約100人を前に、改革推進のため支持拡大を求めた。
中屋候補は「民主政権に反省点は多いが、実績も残した。その流れは、自公や乱立する第三極に任せることはできない。逆戻りや迷走しないためにも、古里の民主議席が必要。皆さんの思いをしっかりと受け止めて最後まで走り抜き、勝利したい」と決意表明。
吉中寛典選対本部長は「12日間、精いっぱいの応援を」、黒瀬孝泰後援会長は「解散時にあった古里の民主議席を確保するため頑張ろう」とあいさつ。中国ブロック比例単独の三浦昇候補は「3年間の反省はもちろん、成果もしっかりと訴えたい」と話した。
 【五十嵐陣営】フジグラン宇部前の歩道で午前10時から出発式。冷たい風が吹き付ける中、支援者120人を前に力強く政策を訴えた。
五十嵐候補は「古い政治を断ち切って大きく躍進するため、どうしても国民の願いを国会に届けたい」と改めて決意を表明し、増税阻止や原発ゼロ、TPP参加反対を断言。「90年間一貫して国民が主人公の政治を訴えてきた日本共産党に揺らぎはない。ぜひ力を貸して」と呼び掛けた。
宇部市後援会の浅野謙二会長や、野村英昭選対本部長も引き続き協力を求め、県労連の高根孝昭副議長らが激励。五十嵐候補は東部後援会からの花束を受け取った後、市内や山陽小野田市への遊説に繰り出した。
【河村陣営】午前9時半から昭和町4丁目の宇部選挙事務所前で出陣式。自民党政権の奪回に向け、支持者約800人を前に、第一声を上げた。
初めての野党として8回目の出馬となる河村候補は「3年3カ月の民主政権に通信簿を付け、真に政権担当能力のある政党を決める選挙。自民党は強くて明るい日本を取り戻す強い覚悟で臨んでいる。安倍総裁を先頭に、長州の地から真の維新の風を起こしていきたい」と強く訴えた。
宮本浩一郎選対本部長は「24年の経験と実績があり、国、地方のために活躍する舞台はできている。立派な成績で国政に送り出しましょう」と呼び掛けた。久保田后子市長、公明党の小泉利治県議らも激励の言葉を贈った。

カテゴリー:行政2012年12月4日

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