宇部署と交安協、高齢運転者対象に教室

追突防止の実験で署員から説明を受ける参加者(鴻城自動車学園で)

宇部市内で高齢ドライバーによる死亡事故が相次いだのを受けて、宇部警察署(徳永幸弘署長)と宇部交通安全協会(高橋明利会長)は13日、宇部市厚南際波の鴻城自動車学園で、地域のお年寄り向けにオートマチック車とハイブリッド車の特性を知ってもらう交通安全教室を開いた。

市内の今年の交通死者は7人で、このうち5人が65歳以上の高齢者。先月、厚南上梅田で車庫入れ中の乗用車が約50㍍先の壁に衝突。8月には岩鼻町で乗用車が塀に衝突。いずれの現場も住宅街の狭い路地。70歳代の男性が死亡した。
7月に常盤町1丁目の交差点で、助手席の女性(79)が死亡した事故は、乗用車が進行方向の右にそれて民家の壁に衝突した。
3件の事故はハンドル操作ミスやアクセルとブレーキの踏み間違いの可能性がある。
教室には、23人が参加。時速40㌔で走る車が追突しないように止まる実験では、10㍍以上の車間が必要なことを学んだ。
教習コースを使った指導では、オートマチック車のシフトレバーをドライブかバックに入れた状態で、ブレーキを緩めたら進み出す「クリープ現象」、急加速や上り坂でアクセルを一気に踏むと低速ギアに落ちる「キックダウン」などを体験。指導員から安全運転のアドバイスを受けた。
このほか、同署員が運転するハイブリッド車に乗り、モーターで進む時には、音が静かであることを体験した。
ドライバー歴約35年の同協会西宇部分会の道野幸男分会長は「自分が考えるほど、若いときのように車を制御できなかった。やはり反射神経が違う。慎重な運転を心掛けたい」と話した。
同署では、事故を減らすためにドライバーと歩行者の両面の対策を推進する。林茂就交通官は「このような実践的な教室が効果を出せる。回数を増やして意識を高めたい」と話した。

カテゴリー:行政2012年11月14日

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