がん検診未受診者対策を協議

意見を交換する委員ら(小野田保健センターで) 市健康づくり推進協議会(河村芳高会長、18人)は11日、小野田保健センターで、がん検診の未受診者対策について意見を交換した。市で実施されてきた五つのがん検診の受診率は少しずつ増加傾向にあるものの、国が「がん対策推進基本計画」(2007年閣議決定)で掲げた受診率50%以上の目標達成には、程遠い状況。受診率のアップへ各地方自治体ともこれといった妙案はないが、委員からさまざまなアイデアが絞り出された。

これまで市が力を入れてきた施策が広報活動。これについて若い女性委員は「もっと身近な知人や家族から勧められないと、受診する気になれないかな」と、受診者の立場から問題点を提起。
他の委員からは「がん患者の体験談を広報紙に掲載して受診を促しては」「事業所へ直接働き掛けるべき」などの意見があり、「キャラクターを活用しては」という提案もあった。
また「検診で『がんが見つかったら不安』という心配を除き、『安心できてよかった』という風潮をつくりだすべき」との提言があった。
医師会の委員からは、11月に予定されているSOS健康フェスタなどの機会を捉え「がん検診を前面に取り組みたい」という発言があった。
河村会長は「いろいろと参考になるアイデアがあった。いい意見を採用し、がんは早期発見すれば怖くはないという意識を広めていけたら」と、受診率の向上に期待を寄せた。
市によると、各種がん検診の11年度の受診率は、胃がん16・5%、肺がん27・1%、大腸がん18・5%、子宮がん16・2%、乳がん14・3%。
総合健診(07年度から実施)で、一度に全ての検診が行えるようになったことや、国事業で無料クーポン券が交付(子宮がん、乳がんは09年度から、大腸がんは11年度から)され始めたこともあり、過去6年間の受診率は少しずつ増加してきた。
特に肺がんの受診率は、09年度は10・0%にとどまっていたが、個別検診が導入された翌10年度は26・3%へと倍増した。
ただし、がん検診の対象者数は、がんになるリスクの大きい40歳以上に、農林水産業の従事者を加え、40歳以上の就業者と要介護4および5の認定者を除いた数。市の場合は、40歳以上の人口3万9328人(10年10月現在)に対して、男性約7100人、女性約1万3500人となり、受診率は実態を必ずしも反映した数にはなっていない。

カテゴリー:行政2012年10月12日

写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ
single