「議員定数」で政策討論会

持論を語る伊藤実議員(市役所で) 定数維持か、削減か。「議員定数の在り方」をテーマにした市議会の政策討論会が28日、市役所で、尾山信義市議会議長を座長に全23議員が出席して開かれた。慎重派を含めて議論は最後まで平行線をたどり、結論を導き出すまでには至らなかったが、議長の諮問機関である「適正な議員定数を検討する議員協議会」(小野泰座長、9人)で協議を急ぐことや、協議会を特別委員会へ移行させる提案には特に異論はなかった。傍聴席には約50人が詰め掛け、議員らの発言に熱心に耳を傾けた。

市民グループが現行の議員定数24人を20人に削減するように求めて、本請求への手続きを進めているさなか。9月定例会の会期中にもかかわらず、緊迫した雰囲気での開催となった。
討論会は、開会を提案した3会派の代表が提案理由を説明。小野座長が協議会の経過を報告してから実質的な議論に入った。
口火を切ったのは江本郁夫議員(刷新)。「(直接請求の)署名が終わり、このようなのらりくらりの態勢でいいのか」と、討論会の在り方自体に疑問を呈した。
続いて伊藤実議員(進化)は、定数削減を求めた市民グループの請願を取り上げ、紹介議員となった3人に「定数20人とした根拠は」と質問。対決姿勢をにじませた。
議員協議会自体は非公開で開催されており、市議が市民の前で定数問題に言及したのは初めて。
議論は次第に白熱し、個人を名指しして本議会での態度を批判するような発言もあり、予定していた2時間を約30分も超過した。
小野座長は「何人が適正か、科学的な論拠は見いだし難い。これから気分を新たに、さらに議論を尽くし、できるだけ早く方向性を見いだしたい」と、議論を締めくくった。
傍聴していた市民グループ「ふるさとを考える会」(河村芳高代表、約1300人)の役員は「議論が堂々巡りで、入り口論にとどまっている。定数削減に賛成する議員と反対する議員を分けて座らせるなど、もう少し市民に分かりやすい進め方もあったのでは」と感想を述べた。

カテゴリー:行政2012年9月29日

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