山陽小野田市、こころのサポーター養成講座2コースに80人

保健師による劇を参考に声掛けの方法を学ぶ受講者たち(市保健センターで) 「こころのサポーター」養成講座(市主催)の取り組みから2年目を迎えた今年度は、1コースを増設し、2コースが開設されている。心の健康を見守る地域づくりを推進する山陽小野田版のゲートキーパー(命の門番)だ。9月10日は世界自殺予防デー。同日から1週間は自殺予防週間。

身近な人の心身の不調に気付き、声を掛け、必要な支援につなぐのが役割。自殺の背景には、健康や経済的な問題と併せて地域における「孤立」があるとされ、市はサポーターを増やすことで、地域のつながりを深め、孤立を防ぐことができると考えている。
地域自殺対策緊急強化事業の一環。昨年度は民生児童委員や福祉委員、市社会福祉協議会登録のボランティアら34人が養成講座を修了し、サポーターになった。
内閣府が公表している基礎資料によると、2011年の自殺者は全国で3万651人(前年3万1690人)、自殺死亡率(人口10万人当たり自殺者数)は23・9(前年24・7)。
県内の自殺者は366人(前年369人)で自殺死亡率は25・2(同25・4)。うち山陽小野田市は23人で、自殺死亡率は35・14。13市で最も高い率を示した。
「どんな気持ちだったかと思うと、つらくてやりきれない」。養成講座での自死遺族による体験談。9年前に病苦で弟(当時24歳)が自殺したという女性(34)は、今も癒えぬ心の傷みを赤裸々に語った。「残された遺族
は地獄の苦しみ。『一人だけ楽になって』という怒りがある」と
も。
養成講座では専門家の講義や、グループごとの話し合いも交えながら、2日間1コースで、傾聴し、必要に応じて専門的な支援を受けるように勧める手法を学ぶ。
今年度は主に、民生児童委員や地域の健康推進員、母子保健推進員らが受講。10月4日が最終日で、約80人のサポーターが新たに誕生する予定となっている。

カテゴリー:行政,その他の話題2012年9月6日

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