県知事選、予定の4人公開討論

県の次期リーダーを目指して公開討論に臨んだ立候補予定者たち(県教育会館で) 県知事選(12日告示・29日投開票)の立候補予定者4人による公開討論会が6日、山口市の県教育会館で開かれた。エネルギー政策や在日米軍基地問題、少子化対策、産業振興などをテーマに論戦を展開。平日の昼間にもかかわらず、立ち見を含めて約600人が会場を埋め、16年ぶりに交代する県政のかじ取り役にふさわしい人物を見極めた。

日本青年会議所中国地区山口ブロック協議会が開催。元国土交通審議官の山本繁太郎さん(63)=自民、公明推薦=、NPO法人環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也さん(53)、元民主党の衆院議員の高邑勉さん(38)、元県職員の三輪茂之さん(53)が登壇した。
コーディネーターは、ローカルマニフェスト推進ネットワーク中国運営委員の林紀行・環太平洋大次世代教育学部国際教育学科講師。前半は共通の質問に4人が答え、後半は各パネリストが自分の立場を述べた上で他の人に質問するクロストーク形式で進められた。
■エネルギー政策■
 国のエネルギー政策に対して、三輪さんは「上関原発計画は白紙撤回。原発に頼らざるを得ないのなら、既存の原発の安全対策を強化して再稼働すべき」、山本さんは「上関が危ない原発であれば建設させるわけにはいかないので、凍結」、飯田さんは「上関は誰もできると思っていない。二つに割れた地域コミュニティーをもやい直すのが大事。自然エネルギーの買い取り制度を地域再生の鍵に」、高邑さんは「原発の善しあしを論ずるより、電力の安定供給の維持が重要。自然エネルギーを極度まで高めた電源構成のモデルを示したい」と語った。
■人口減対策■
 少子化・人口減少問題について、高邑さんは「人口流出に起因。県内で就職できるよう新産業を創出し、出産・子育てしやすい環境整備や女性の社会進出を応援する」、三輪さんは「医薬産業などの誘致、観光産業の振興、子育てしながら働きやすい環境整備をし、晩婚化・未婚化を改善する出会いの場もつくる」、山本さんは「学びの場と働く場づくりに力を注ぐ。トップセールスで200社以上の企業誘致を図り、年間の宿泊観光客400万人を目指す」、飯田さんは「共働きでも子供を育てやすい環境を整備し、子育ての経済的負担も軽減する」と答えた。
■震災がれき■
 震災がれきの受け入れは、飯田さんが「ごみと放射能は拡散させない方がいい」、高邑さんは「放射能が極めて低いか未検出のものに限って受け入れるべき」、山本さんは「各地域で引き受けるかどうかは、それぞれの公共団体が判断するしかない」、三輪さんは「県まで運んで燃やすのは無駄。現地近くに焼却・発電施設を建設して被災地の雇用と電力確保を」と話した。
■新しい県づくり■
 最後の総括で飯田さんは「これまでの県の在り方を180度変える時。エネルギーから山口を変えていくことが国策を変え、世界の世論を動かす大きな転換点になる」、高邑さんは「国に寄りかかり、官僚に依存する政治ではなく、新しい価値を創造して、地域の活力を」、三輪さんは「県民の健康・安全を優先し、活性化のため交流を促して、笑顔あふれる県に」、山本さんは「閉塞(へいそく)感を打開し、前進するには、県民の心を一つに方向を定めて、やるべきことはやる県政を進めたい」と抱負を語った。

カテゴリー:行政2012年7月7日

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