常盤公園、新動物園を”公開”

市民に動物園のリニューアルを伝えるパネル展(市役所で) 宇部市は、常盤公園動物園ゾーンのリニューアル基本計画を策定した。現在飼育しているサルなど霊長類を中心に、野生動物がそれぞれの生息地で本来の行動を発揮できる「生態環境展示」を基本方針として整備する。今秋から1期工事に入り、2014年に一部オープンを目指す。自然を生かした体験遊び場ゾーンを新設するほか、動物園運営委員会の設置やサポーター制度の導入など、市民参加を促すような取り組みも進める。

昨年12月に計画案をまとめ、パブリックコメント(市民意見)を反映させた。動物園始まって以来の大改修では、全体が森のような自然生態園化を図る。
国内最多の飼育数を誇るシロテテナガザル、ハヌマンラングールなど珍しいサルを含む動物種を「アジアの森林」「中南米の水辺」「アフリカの丘陵・マダガスカル」「山口宇部の自然」の四つのゾーンに分け、樹上で暮らしたり、草原で走ったりする特徴が引き出せるような環境を整える。環境学習や動物とのふれあいの場として学習施設ゾーンもある。総事業費は約19億円。
子供たちがすくすく育つ環境づくりとして、体験遊び場コーナーを山口宇部の自然ゾーンに設ける。太陽光発電など新エネルギーの導入、井戸水や池の水を利用するなど、環境のモデルとなる施設も造る。
1期工事では、アジアの森林ゾーンとアフリカの丘陵・マダガスカルゾーンの一部に着手し、その後、中南米、山口宇部の自然とそれぞれのゾーンを手掛ける。久保田后子市長は「身近な動物が生きている環境、さらに地球に視野が広がる学習の場にもなれば。16年春には(全体完成)という強い決意で取り組んでいきたい」と語った。
今後の取り組みとして、動物園の名称(愛称)を公募する。企画や運営を行政と市民が一緒に考える「みんなでつくる動物園運営委員会(仮称)」は5月中に立ち上げる。
「みんなでつくろう動物園企画」の第1弾は樹木の募集。リニューアルには多くの高木を植栽するが、サルの行動を引き出すのに枝ぶりのよい落葉樹(エノキ、ムクノキ)が必要だという。高さ10㍍程度で、移植可能なものを募集する。応募は27日までに市公園緑地課へ。
基本計画の概要を視覚に訴えようと、200分の1の模型を製作した。パネルなどと併せて26日まで市役所1階ロビーに展示する。28日~5月6日はときわミュージアム。以降は当面ときわ湖水ホールで公開し、市民にPRする。

カテゴリー:行政2012年4月17日

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