山陽小野田市、”緑のリサイクル”可能性を探る

ホースを使って堆肥に大量の水を注ぐ職員(埴生の山陽清掃工場で) 山陽小野田市は剪定(せんてい)した街路樹の枝や葉を堆肥化する実証実験に取り組んでいる。夏にも堆肥になる見込みで、これを再び街路樹の肥料としてすき込み〝緑のリサイクル〟の可能性を探る。

市内で出る剪定木や雑草などは、ごみ焼却場に搬入され焼却処分されている。実証実験は、ごみ減量、灰などを埋める最終処分場の延命、地球温暖化防止を目的に取り組んでいる。
木や葉などを焼却処分すると二酸化炭素として大気中に放出されるが、堆肥化した場合は30~50%が堆肥中に炭素としてとどまるとされ、地球温暖化防止に効果がある。
昨年10月に市役所、JR小野田駅周辺の道路沿線にあるプラタナス、アメリカフウを剪定した際に出た枝や葉約2㌧を破砕機を使ってチップにし、埴生の山陽清掃工場に搬入した。
ここで月1回のペースで大量の水を掛け、ブルドーザーを使って切り返し発酵させている。地球に優しい肥料にこだわり、あえて発酵促進剤を使わずに自然に近い形で堆肥化している。
事前に先進地の福岡県小郡市に出向いてノウハウを学んできたが、初めてのチャレンジとあって、本来は60度以上に堆肥の温度が上がるところが、50度止まりと悪戦苦闘することも。当初は製品化まで1年を見込んでいたが発酵は順調に進み、夏にも使えるようになりそう。
松永信治市民生活部次長は「焼却場に搬入される剪定木などは年間数百㌧単位で、今回の実験がうまくいけば今後さらにリサイクルして堆肥にする量を増やし、ごみの減量、地球温暖化防止につなげたい」と話した。

カテゴリー:行政2012年4月12日

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