厚狭新橋、完成1年遅れ 橋脚地盤に軟弱層

橋脚設置の工事がストップした厚狭新橋架け替え工事現場 2010年7月の豪雨で壊れた厚狭新橋の架け替え工事が、1月中旬に橋脚を支える地盤に軟弱層が見つかったためストップしている。新しい橋は来年3月末までに完成する予定だったが、出水期(5~10月)には工事ができないという制限もあり完成は1年遅れる。市では25日に地元住民に対し現状の説明会を開く。

旧橋を撤去した後、昨秋から橋脚、橋台の下部工工事に着手していた。水の抵抗を減らすために橋脚を5本から2本にするが、旧橋より2㍍近く基礎を掘り下げる必要があった。
地質調査の際には支持基盤となる頁岩(けつがん)層に問題はなく工事を進めようとしていたが、水の浸入を防ぐために周囲を掘って矢板を打っていたところ矢板が倒れはじめ、調べてみると厚さ0・3㍍の風化したもろい頁岩層が発見された。
市土木課では橋脚を立てる場所は変更せず、支持基盤を強化して対応する。水止め作業も今後、工法を工夫して工事を進めていく考え。現在、両岸の橋台の工事は行っているが、川の中の橋脚建設工事は工事ができる4月末までには終了する見込みがないためストップさせている。
このため4月末までに橋台、橋脚などの下部工工事を完了させるスケジュールは、11月から2013年3月末までにずれ込む。この時期に予定していた上部工工事は13年11月から14年3月末までとなり、結果として完成が1年間遅れる。
新しい橋は強度のあるPC鋼材を使ったPCプレテンション方式中空床版橋。橋長59㍍で、車道幅は4・9㍍から6・5㍍に拡幅し、さらに2・5㍍幅の歩道を新しく設ける。橋脚を減らすほか、災害に強いようにこれまでより1㍍高くする。
災害復旧、道路事業として架け替える総事業費は約2億9500万円。軟弱地盤対策で工事費は余分に掛かる見込み。架け替えに当たっては災害査定が認められ国から補助が出るが、工期の遅れによる影響はないという。
問題になっているのは1年間、完成が遅れること。この橋を使って近くの厚狭小、厚狭中、厚狭高に通学していた子供たちや周辺住民は、橋が落ちてから4年近く遠回りをさせられることになる。
説明会は25日午後6時半から市保健センターで開かれ、住民に理解を求める。

カテゴリー:行政2012年2月24日

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