12年度宇部市予算案 積極編成、4年連続増

宇部市予算案グラフ 宇部市は23日、2012年度の当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比1・1%、6億9000万円増の620億9000万円で、4年連続の増額。市制施行100周年へのスタートを切る年として、地域経済活性化、「元気都市うべ」の実現につながる積極的な編成に力を注ぎ、新規事業に131項目を盛り込んだ。学校施設耐震化、常盤公園整備事業(動物園リニューアル)、学校給食センター整備など投資的経費が大幅に伸びているのが特徴。来月1日開会予定の3月定例市議会に提案する。

東日本大震災や歴史的な円高等の影響、福祉関係経費の増加、市税をはじめとした自主財源の減少が予想される中、行財政改革加速化プランを実践し、財政の健全化に取り組んだ。定員適正化に基づく人件費の減、広告掲載等による収入の確保で6億3000万円、光熱水費の削減などで9000万円、職員給料の特例的な一部カットの継続で1億2000万円の計8億4000万円の効果額を反映。経常収支比率は94・6%で、健全化計画で示した数値より1・7ポイント改善する。
歳入では、市税が年少扶養控除の廃止による増額と固定資産税の評価替えに伴う減額があり、4年連続の減収。地方特例交付金は2億円減るが、国の地方財政対策に基づく地方交付税と臨時財政対策債の増額が上回った。国や県の支出金は、子ども手当の廃止や国体、ふるさと雇用再生特別基金の終了に伴い10億円程度減る。繰入金の増額は、企業誘致に伴う工場設置奨励経費などに充てるため、財政調整基金を7億円取り崩すもの。同基金は年度末残高が19億5500万円になる見込み。
歳出では、民生費の児童措置費が8億5900万円減るのに対し、後期高齢者医療費、障害者福祉費、児童福祉施設費が軒並み増額。商工費はイノベーション大賞関連経費で25%、教育費は学校施設整備事業で13・3%、土木費は常盤公園整備事業で3・3%増える。衛生費は、予防接種経費を当初から見込み増額とした。性質別でみると、人件費、扶助費、公債費の義務的経費が全体の54・8%を占める。人件費と物件費は、定員適正化と、宇部・山陽小野田消防組合の設立に伴い、消防職員に係る経費が補助費(組合負担金)に振り替えられることから19億4100万円減の97億2387万円となる。
借金に当たる市債は、59億4930万円の発行を見込む。建設地方債が前年度より7億6800万円増、臨時財政対策債が3億円増となるが、年度末の市債残高は16億6200万円圧縮し、693億2900万円。このうち単市返済分は238億6900万円で、構成割合は34・4%に下がる。
特別会計は8事業会計全体で378億5170万円で、前年度当初比6・3%、22億5090万円増。

カテゴリー:行政2012年2月23日

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