二井知事 今期で退任

進退について発表する二井知事(22日午前11時半すぎ、県庁で) 二井関成知事は22日、4期目の今期限りで退任すると表明した。同日発表した2012年度県当初予算案で、10年度から〝総仕上げ〟として取り組んできた「住み良さ日本一元気県づくり加速化プラン」「新・県政集中改革プラン」が、いずれも「おおむね満足できる成果となり、方向性を示すことができた」と理由を説明した。任期は8月21日まで。今後は県議会多数派の自民をはじめ国政与党の民主、共産の動きが活発化しそうだ。

会見で二井知事は「就任以来、全力投球を心掛け、12年度の予算編成は野球で例えるなら9回裏の投球だった。結果として、加速化プランで示した数値目標は厳しい財政状況、市町への運営主体の移管などがある中で、8割近くを達成。改革プランは、全国的にも例がない3公社の廃止、県債残高の減少傾向などで〝負債〟を残さない形にできた。残る任期は、県議会での12年度予算の可決と執行に努力したい」と話した。
二井知事は美祢市出身で、1943(昭和18)年3月20日生まれの68歳。山口高、東京大法学部を卒業後に自治省入りし、長崎県や中小企業庁への出向などを経て79年から県総務部財政課長、県企画部長、総務部長などを歴任。出納長だった96年に退任して知事選に立候補し、スローガン「しっかり聞いて、しっかり実行」を掲げて初当選した。
就任後は「元気県山口」を目指して諸事業を展開。県政を取り巻く環境は、バブルの崩壊、IT(情報技術)化など社会情勢の変化、大規模災害の多発と平たんではなかったが、行財政改革、やまぐち情報スーパーネットワークの整備(01年)、災害対策などを着実に推進して対応。
県民力アップに向けたホップ(01年の山口きらら博)、ステップ(06年の国民文化祭)、ジャンプ(11年の山口国体)は、いずれも成功させた。4期目からは「今期限り」「総仕上げ」を公言し、両プランの達成を促進。一時は「達成状況で最終判断」と続投に含みを持たせる発言もあったが、最終的には「納得できる達成状況」を理由に、県政から身を引くことを決めた。

カテゴリー:行政2012年2月22日

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