市生物多様性保全計画を策定へ

宇部市は、小野湖周辺の環境保全を主眼にした市生物多様性地域連携保全活動計画を策定し、市制施行100周年を迎える2021年度を目標年度として関連施策を展開する。27日に計画を策定するための協議会を設置。素案は11月までに作成する方針。

環境省の委託事業で、昨年秋に施行された生物多様性活動促進法に基づき、希少種の保全、野生鳥獣の保護、特定外来生物による生態系への被害の防止などを計画的に実施する。
策定事業の取り組みは中国5県で唯一、全国で8カ所(昨年9月現在)という。初年度の今年は100万円、来年度は250万円の予算を要望している。
協議会は、公募委員2人を含む20人で構成。初年度は5回程度開く。6月の環境月間に合わせた市民参加イベントも実施する。
初日の27日は午後2時半から市男女共同参画センターで、広島大大学院国際協力研究科の中越信和教授を招いて基調講義を聞く。一般市民も聴講できる。
小野湖は1950年の厚東川ダム完成時に誕生したダム湖で、広さ約2・49平方㌔㍍。ダム築堤に伴って、それまで川をさかのぼっていた魚たちが湖上流からいなくなり、地域の有志が稚魚を下流から移動させるなどして生態系の維持に努めている。
現在は国内有数のオシドリ飛来地として知られているが、特定外来生物のブラックバスやブルーギルの増加と、それを釣り対象にした船外機を搭載したボートの乗り入れや、マナー違反が問題となった。
上流域の美祢市美東町真名地区では廃棄物処分場の建設計画が持ち上がっており、市内の環境団体は「水源を汚染する恐れのある施設」と建設阻止を訴えている。
久保田后子市長は「小野湖は水道水源であり、水質環境の保全が重要と考えている。これまで市が取り組んできた関連施策の包括的な展開を図りながら、広域的な広がりに発展させたい」と抱負を述べた。

カテゴリー:行政2012年2月14日

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