山陽小野田市、議会基本条例制定特別委が素案

山陽小野田市議会の議会基本条例制定特別委員会(高松秀樹委員長、8人)は、策定中の同条例の素案をまとめた。「分かりやすい議会」「透明性のある議会」を目指し、市議会のあるべき姿や仕組みを定めた条例。今月末まで市民から意見公募(パブリックコメント)をしたり、説明会を開いたりして意見を聞き、条例案を3月定例市議会に上程する。

地方分権が進む中で、地方自治体の自己決定、自己責任の範囲が拡大されているが、市議会としてもその実現に向けてあるべき姿、理念を掲げようと2009年12月に特別委を設置し、これまで47回にわたって委員会を開催。市議会への評価や期待を聞く市民アンケート調査も10年に行い、素案作りの参考にした。
素案では目的を「議会の基本的事項を定め、議会と議員の役割を明確にし、その責任を果たすことにより真の地方自治を実現し、市民の幸せと豊かなまちづくりに寄与する」としている。
主な事項として「会議の公開」では、これまで本会議、常任委員会、特別委員会を原則公開していたのに加え議会運営委員会も公開すると定める。原則としたのは傍聴スペースの確保が課題であるため。議案や関連資料も積極的に公開していくことにする。
「自由討議の保障」では議会が言論の府であることを踏まえ、議員相互の自由討議を中心に運営する。これまでの常任委員会は議案などについて執行部との質疑に終始していたが、重要案件については議員同士が議論を交わし問題点を浮き彫りにして審議、決定していく。議員の政治責任を明らかにするために、議案に対する賛否を議会だよりやホームページで公開する。
また、新市民病院建設を例に取ると、その是非については担当の民生福祉常任委員会での審議が最重視されるが、こうした市政に関する重要な課題について共通認識し、政策提言するために全議員が参加して政策討論会を開く。このほか議会報告会やテーマに沿って意見や情報を交換するための市民懇談会も積極的に開く。委員会記録や視察報告書、議長交際費、政務調査費もホームページで公開する。
高松委員長は「首長と議会の二元代表制を確立しておかねば、真の議会制民主主義を実現できない。地方分権が進む中で市民にも顔を向けることが必要不可欠」と、議会と議員の役割を明確にする条例制定の意義を話した。
県内では山口市、防府市、美祢市が議会基本条例を制定しており、山陽小野田市と下関市が現在、制定作業を進めている。
4日から今月31日までパブリックコメントを行う。条例の素案と解説は市議会事務局、山陽総合事務所、南支所、埴生支所、公園通出張所、厚陽出張所で閲覧できる。市議会のホームページにも掲載している。
素案の説明会を次の日程で行う。開始時間はいずれも午後6時半から。問い合わせは市議会事務局(電話82─1182)へ。
▽23日=市商工センター▽24日=埴生公民館▽25日=厚陽公民館▽26日=市保健センター▽27日=赤崎公民館▽28日=高千帆福祉会館

カテゴリー:行政2012年1月4日

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