新病院基本計画案を策定

新病院の建設位置と交通アクセス図 山陽小野田市民病院は新しい市民病院のコンセプトや診療方針、建物の概要などを盛り込んだ新病院基本計画を策定した。地域に根差した中核病院と位置付け、2012年度下半期に本体工事に着手し、15年4月のグランドオープンを目指す。

新病院建設準備室と院内の医療スタッフで構成するワーキンググループが協議を重ねて策定。患者の投書や市民説明会での意見も取り入れた。
「地域に信頼される良質な医療と心穏やかに過ごせる療養環境を提供します」をコンセプトに①医療内容の進展に柔軟に適合②保健・医療・福祉の連携の要となる③人工透析と周産期医療などを強化し、将来は4疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病)部門も充実④医療従事者の研修・教育を担う⑤公益性を重視しながら合理的・効率的な健全経営を展開│の五つの方針を掲げている。
急性期と療養期の中間的な機能を担う、広く地域住民に門戸を開いた中核病院という位置付け。診療科目、ベッド数は現行と同じ14科(内科、神経内科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、産婦人科、眼科、皮膚科、耳鼻咽喉科、放射線科、麻酔科、歯科口腔外科)の215床。
建物は現市民病院の南側駐車場に鉄骨8階建てを建設。延べ床面積は現在の1・3倍の約1万6000平方㍍。1階は外来・救急、放射線室、リハビリテーション室など。2階は外来、臨床検査・内視鏡検査室、検診室など。3階は手術室、透析室など。4階は管理棟。5~8階は病棟で、8階は産婦人科を中心とした女性専用フロアとなる。外来のほぼ全科の採血・採尿・点滴に対応する中央処置室を新設する。
個室は患者ニーズに応え、現在の2倍の74室に増え、多床室はなくなり残りは全て2人部屋か4人部屋となる。全体的にゆったりとしたスペースを確保し、4階部分に屋上庭園を新設して入院患者らの憩いの空間とする。
外来調剤は原則として院外処方に切り替える。不足の声が多かった駐車スペースは1・5倍の合計367台分となる。病院への進入路も利用しやすいように配置した。
災害対策については1階フロアは周囲より1㍍かさ上げして建設し、電気室、サーバーなどの重要設備は2階以上に配置して万が一の浸水に備える。ソフト面についても医療継続計画(HCP)を12年度中に策定してリスクへの対応を明確にしておく。
総事業費は55億円(建設費40億5000万円、医療機器や情報システムに12億円など)。建築単価は国立病院機構の平均を下回る1平方㍍当たり22万1000円に設定している。財源には病院事業債40億円、一般会計からの繰り入れ13億円、手持ち資金2億円を充てる。
今後の建設スケジュールは11年度末までに基本設計を行う。12年度に実施設計をして、石炭採掘跡の古洞対策の特殊工事を終えた後、下半期に本体工事に入る。14年10月に新病院で診療を開始。外構工事を済ませた後、15年4月にグランドオープンする。

カテゴリー:行政2011年12月20日

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