常盤公園、動物ゾーン大改修

 宇部市は、常盤公園動物園ゾーンのリニューアル整備に関する基本計画案をまとめた。これまでの檻(おり)による飼育展示を見直し、森や水辺など生息地に近い環境を再現することで、動物本来の行動を引き出す「生態環境展示」へと刷新する。現在飼育している動物に加え、多種のサルやカピバラ、カワウソが新たに仲間入り。事業費は約19億円を見込み、来年度から事業着手し、2014年中には完成させたいとしている。

動物園始まって以来の大改修では、旭山動物園(北海道旭川市)などに見られる行動展示をさらに一歩進め、全体が森のような自然生態園化を目指す。国内最多の飼育数(8匹)を誇るシロテテナガザル、生息地では聖獣として大切にされているハヌマンラングールなど、珍しいサルを含む動物種を、アジア、中南米、アフリカという生息地ごとのゾーンに分け、樹上で暮らしたり、草原を走ったりする特徴が引き出せるような環境を整える。
アジアの森林ゾーンでは、世界でも珍しいテナガザルの群れの樹上展示が見られる。丘陵のやぶに暮らすボンネットモンキーと水中を泳ぐコツメカワウソの同居展示は国内初。中南米の水辺ゾーンでは、明るい水辺空間が広がる中、フサオマキザルとクモザルの群れが入園者の頭上を渡り、アフリカの丘陵ゾーンでは、パタスモンキーが草原を駆け抜け、枝の上を飛び交い、キツネザルが枝から地上に飛び降りて入園者に近づく。
リニューアルにより、動物園ゾーンは1・2㌶から1・9㌶へと広がる。体験学習や動物イベントができる学習施設、飼育や診療を行う管理棟もそれぞれ整備する。実施設計の後、来秋着工が見込まれ、メーンの1期工事では1年近く休園措置を取ることになる。一方で、長年、動物園ゾーンのシンボルだった「ときわ丸」は、計画のコンセプトにそぐわず、施設の老朽化もあって姿を消す。
動物園ゾーンは、前身となる宮大路動物園(現、青少年会館)を1963年に常盤公園に移設したもので、多くの施設は、整備後50年近い年月が過ぎ、更新時期を迎えていた。
市は19日からパブリックコメント(意見公募)の手続きに入る。計画案は本庁1階の市政資料閲覧コーナー、公園緑地課(ときわ湖水ホール内)、楠総合支所市民生活課、市民センター・ふれあいセンター、市ホームページで閲覧できる。年末年始は除く。
意見、住所、氏名を記入し、郵送、持参、ファクス、メールで1月16日までに公園緑地課へ。匿名、電話、来庁者による口頭での意見は受け付けない。
送り先は〒755─0001宇部市沖宇部254番地、宇部市公園緑地課(ファクス51─7205、メール)。

カテゴリー:行政2011年12月17日

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