鳥インフル市対策会議、対応マニュアル整備急ぐ

今後の対応などを協議する職員(市役所で) 野鳥の本格的な渡りのシーズンに入り、宇部市は11日、鳥インフルエンザ対策連絡会議(会長・末次宣正産業経済部長)を市役所で開いた。高病原性鳥インフルエンザが清浄化し、危機管理レベルが通常に戻った5月以降の常盤公園の状況や国が示した飼養鳥に関する指針、市の対応マニュアル整備などについて、関係部局が現状確認、情報共有に努めた。

前日に島根県松江市内で死んでいたコハクチョウからインフルエンザウイルスの陽性反応が確認されたこともあり、警戒感を強めて協議した。市内の規模の大きい養鶏農家では定期的な検査が行われており、異常がないことが報告された。消毒など防疫上の注意や野鳥の侵入、ふん尿を防ぐ措置を確認、指導している。
2月に死んだコクチョウとキンクロハジロから強毒タイプのウイルスが検出され、ハクチョウ類338羽を処分した常盤公園では、環境省が新たに示した動物園などでの飼養鳥への対応指針に基づいて、対応マニュアルづくりを急いでいる。
指針によると、施設周辺で高病原性が発生した場合、放鳥飼育は原則中止。感染が疑われる鳥は獣医師らが簡易検査を行い、感染した鳥は処分。同一場所で飼っていた鳥は隔離して経過観察するが、異常が認められた場合は、周辺状況を考慮しながら処分も検討するとしている。
現在、園内にいる鳥類は保護鳥も含めて76羽。それぞれ野鳥の侵入防止対策を講じている。ペリカンは30羽おり、ペリカン島にいる21羽のうち8羽が飛行可能なため、順次捕獲して飛べないよう処置する。遊園地内の池には9羽。ペリカン島は野鳥との接触を防ぐためのネットが張れるよう準備中。
また、同省は、感染リスク種を従来より細分化し、宇部に関連する個体としてはオシドリ、ツル類を加えた。通常時から国内複数個所発生時まで対応レベルごとの死んだ野鳥数の調査も厳しくなった。
会議の中で、モモイロペリカン5羽を、静岡市の市立日本平動物園に譲渡したことを明らかにした。リスク分散と、昨年から申し入れがあったブリーディングローン(繁殖のための動物交換)に基づくもの。陸上移送で9日には現地へ到着し、国内最大級のフライングメガドーム(ゲージ)に移された。宇部にはサル類が来る。

カテゴリー:行政2011年11月12日

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