8カ月で96回運行、ドクターヘリ順調な滑り出し

 今年1月に運航開始したドクターヘリが、8月までに96回出動したことが、県のまとめで分かった。救急現場に急行し、救急医療に当たる「現場出動」が増加傾向にあり、県は「順調な滑り出しと言える。出動を要請する各消防本部が的確な要請判断を行い、消防と医療機関が連携を深められるよう働き掛けたい」と話す。

ドクターヘリは山口大医学部付属病院を基地病院とし、県内の13消防本部からの要請を受けて出動。学校の校庭など県内335カ所の臨時ヘリポートで患者を収容し、同病院を含む6救命救急センターに搬送する。
出動件数は、8カ月で96件。月ごとには1月と、東日本大震災の救護活動に従事した3月を除き11~19件で推移している。
96件の内訳は「現場出動」が41件、患者の転院搬送の「病院間搬送」が54件、軽症のため途中で引き返したのが1件だった。
4月までの4カ月で「現場出動」が10件(25%)、「病院間搬送」が30件(75%)だったのが、5月以降の4カ月では、それぞれ31件(55%)と24件(43%)と割合が逆転。県は、「消防本部側がためらわずに的確な判断での出動要請を行えるようになったため」としている。
消防本部別に出動件数をみると、長門市消防16件(17%)、下関市消防15件(16%)、美祢市消防14件(15%)の順に多かった。一方、岩国や光など県東部は少なかった。従来の救急搬送の方が救命につながると判断したためという。宇部市消防は5件(5%)。
これまでは、119番通報を受けて救急車が出動し、消防隊員が現場で必要と判断した場合、消防本部を介してヘリ要請をしていた。今後は治療開始までの時間短縮を図るため、119番があった段階で「意識がない」「けいれんがある」などのキーワードを通報者が言った場合、直ちにヘリ要請する方針。
県は「出動のスピードが重要。結果的に患者が比較的軽症だと判明した場合でも、要請をためらわないように消防側に働き掛けたい」と話した。
ヘリ搬送された場合、治療費の他に救急搬送診療料などが、保険適用の3割負担で約7000円かかる。

カテゴリー:行政2011年9月14日

石炭都市宇部市の起源
写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ