市道要望「評価基準」初年度は48件に順位

宇部市は、市道に対する市民要望を適正管理するために設けた「道路整備の優先順位設定評価基準」の初年度結果を公表した。これによると、期間中に提出された63件の要望中、48件に優先順位を設定し、73%に当たる35件に今年度予算を付けた。市民生活に密着しているだけに、事業選択が課題だったが、順位設定の可視化、情報の公開など、透明性の確保に役立っている。

この制度は、昨年5月、県内で初めて定めた。舗装や側溝、歩道の新設改良、拡幅改良などの要望に対して、申請から評価、予算要求までの判定フローを整備し、効率的で効果的な事業展開につなげるのが目的。
自治会単位で提出された要望書を受けて現地調査し、現状、整備後の状況、その他の三つの観点で、16のチェック項目について1次評価し、優先度を「高・中・低」の3段階に分ける。評価点が高い要望を2次評価して予算要求し、事業として優先することを地元に伝えるという流れ。
全体の申請件数は、制度開始以前と大きく変わらない。このうち要整備として採択された48件の内訳は、改良2件、側溝31件、舗装12件、歩道3件。このうち優先度「中」として、今年度、予算化されたのは、改良が川津線など2路線(100%)で事業費は420万円、側溝が平原浜田線など22路線(71%)で4660万円、舗装が神原町沼線など9路線(75%)で2900万円、歩道が空港線など2路線(66%)で400万円。
残りの13件は来年度以降に予算化することとしている。1次評価で優先度「低」と判定されたのが4件(側溝2、舗装2)、制度の対象外となったのが11件あった。新たな事業として、市が原材料費や重機等借上料を補助し、地元が道路工事を実施する「わたしたちの道づくりサポート事業」を提示するケースもあった。
初年度の判定では、優先度「高」はなかった。緊急を要するものは、その都度で対応が求められるという。要望書の記載期日を全て有効としたため、9月30日の提出期限を経過した後も要望書が届き、その後の作業に支障を来したため、今年度は改めた。
判定結果は対象自治会に通達され、予算書などに反映されている。情報公開や説明責任は個別には果たされているが、同制度を周知する上で、全体結果の公表が遅いという指摘もある。

カテゴリー:行政2011年7月15日

写真注文はこちら
無料試読キャンペーン
宇部日報購読案内
サンデージョブ
サンデーうべ
サンデーワイド
サンデートレンド
Sundayうべ・おのだ
Sunday西京
サンデーネットワーク
全国郷土紙連合
新聞協会
選挙権を持つ君へ
アーカイブ
single