市議会最終本会議、企業誘致特別委を新設

上関原発建設計画の「凍結意見書」を読み上げる三浦英統産業建設常任委員会委員長(下) 山陽小野田市議会は1日、6月定例会の最終本会議を開き、上関原子力発電所建設計画に関して〝凍結〟を盛り込んだ意見書を採択した。企業誘致促進のために「おいでませ山陽小野田企業誘致特別委員会」を新たに設置し、委員長には江本郁夫議員を選出した。

意見書は請願を受けて市議会としての姿勢を示そうと内容を審議していた。▽東京電力福島第1原発の事故原因が究明され安全性が確立するまで上関原発建設計画を凍結し、今後の原発の新設、増設計画を推進しない▽新しい安全基準をつくり総点検を行うことや事故対処法を確立する▽国に対して新エネルギービジョンを早急に策定し取り組むよう求める-の3点を挙げている。
請願では建設計画の〝中止〟を求めていたが、紹介議員の下瀬俊夫議員は「前文に請願者の趣旨が盛り込まれており、市議会として採択を優先するため『凍結』の文言で了承した」と話した。岩本信子議員は〝中止〟を主張し、採決の際は議場から退席した。
企業誘致特別委は、市の地域活性化につながる企業誘致を議会として積極的にサポートしようというもの。市内の未分譲の工業団地は小野田・楠工業団地(19区画、22㌶)、東沖ファクトリーパークの一部(2区画、16㌶)の2団地。
まとまった土地があり、交通アクセスが良く、日量7000㌧の工業用水を確保できる小野田・楠工業団地については、用地取得奨励金の補助率を2012年3月末までの期間限定で40%に引き上げ、同額負担していた県も同様に補助率をアップし、合わせると用地取得代は〝実質80%引き〟という全国でも高い補助率になっている。
本会議では山陽消防署をFDK山陽工場社宅跡地に建設するための用地取得費を盛り込んだ補正予算案など13件を可決。市内に転入し、新たに住宅を取得した人に対して5年間、固定資産税と同額分の転入奨励金を交付する市転入促進条例は継続審査となった。また、市農業委員会委員に山本シゲ子さん(66)=鴨庄=の再任を承認した。
企業誘致特別委のメンバーは次の通り。(敬称略)
▽委員長=江本郁夫▽副委員長=高松秀樹▽委員=衛藤弘光、尾山信義、中島好人、平原廉清、松尾数則

カテゴリー:行政2011年7月2日

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