宇部市環衛連、不法投棄を集中監視 支部ごとにマップ作成

環衛連西岐波支部が作成したマップと藤田支部長(西岐波ふれあいセンターで) 宇部市環境衛生連合会(岸本巖会長)は今年度、各支部ごとに「ポイ捨てマップ」の作成に取り組んでいる。不法投棄が絶えない場所を集中的に監視しながら改善方法を検討。市全体として「ポイ捨てができない街づくり」をしようという挑戦だ。

同西岐波支部(藤田俊美支部長)は過去のパトロールの実績などから、役員15人で不法投棄が多い場所を6カ所に絞り、地図上に示した。
不法投棄が目立つのは、雑木林や竹林の中、海岸など。空き缶・空き瓶のほか、自転車やテレビもある。
特に頭を悩ませているのは、市が引き取ってくれないタイヤや消火器の処分。タイヤの一部は花壇に再利用していたが、置く場所がなくなり、業者に有料で処分を依頼している状況という。
それでも、長年にわたるパトロールや啓発活動の成果で、不法投棄されるごみの量は年々少なくなってきた。
活動に本格的に取り組み始めた1999年は、年間で不燃物1050㌔、可燃物1400㌔を回収したが、2010年は不燃物270㌔、可燃物210㌔と、それぞれ25%、15%に激減。
今年上半期まで13年間の実績は、計29回のパトロールを実施し、延べ604人を動員。回収した不燃物は6485㌔、可燃物は7630㌔に及んでいる。
マップにも記載した「山口宇部有料道路下」は、以前は不法投棄が絶えず、所有者の分からない放置車両まであった。
事態を改善するため、間伐材を利用した花壇を同所に手作業で作り「花はあなたを見ています」と書いた看板を設置。以来、目立った不法投棄はなくなったという。
藤田支部長は「周囲の環境を良くすれば、不法投棄はなくなる」と確信。一方で「一つの地域の取り組みだけでは、別の地域に不法投棄の場所が移るだけ」と、連携した取り組みの必要性を訴えている。
各支部でマップを作成した後は、支部ごとに1カ所をモデル場所に設定。組織の知恵と工夫で、ポイ捨てができない場所に改善していく。
来年2月には行政関係者と情報を交換。優れた取り組みは市環境衛生大会で報告することにしている。

カテゴリー:行政2011年6月28日

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