介護サポーター事業に活気

紙芝居などを上演する萬代さん、河野さん(左から、刈屋西条のこころデイサービスセンターで) 高齢者の介護予防を目的とした「いきいき介護サポーター事業」の2010年度活動実績がまとまり、登録者109人が市内の介護保険施設で、2065時間のボランティア作業に当たったことが分かった。登録者の多くは「新年度は、これまでの倍ぐらいの活動をしたい」と張り切っている。

制度は、介護保険法に規定する介護予防事業で、65歳以上の市民(市の介護保険第1号被保険者)が、市の指定を受けた介護保健施設で行事の手伝い、演芸訪問、利用者の移動補助などをすることにより、地域貢献、社会参加への意欲を高め、活動者自身の介護予防につなげることが狙い。県内では初の取り組みとなった。
山陽小野田市では、事業委託する市社会福祉協議会にサポーターの登録をしてもらう。登録者には手帳が配られ、活動のたびごとに1時間につき1ポイント(1日2ポイントまで)が付与され、年間の最高交付額は50ポイント以上で5000円となっている。
初年度の09年度は10月からスタートし、半年間で77人の登録者が583時間(交付金4万3500円)の作業に従事。これに対して、10年度は109人で2065時間(交付金17万6500円)となり、単純計算で活動量は約2倍に増えた。
交付金支給の上限を50ポイントに定めているが、実際は最高で102ポイントを獲得した人がおり、年間のボランティア時間が100時間前後に上る人が3人いる。施設によって、おむつ畳み、話し相手など、無くてはならない戦力になっている。
交付金支給の際には、新しい手帳を交付された人が「昨年度は10ポイントだったが、今年は20~30ポイントはいきたい」と話すなど、活動を生きがいの一つにしているケースも多い。
市社協の小柳朋治地域生活支援センター長は「引き続き、介護保険施設での受け入れをお願いするとともに、ボランティアニーズの高い在宅介護分野での活動拡大についても、実現のために検討を進めたい」と話した。
昨年10月にオープンした要介護者のデイサービス施設「こころデイサービスセンター」(刈屋西条)でも、いきいき介護サポーターを積極的に受け入れている。
21日は、日頃は読み聞かせグループで活躍している萬代聡子さん(72)=中央2丁目=、河野久代さん(69)=北若山=が紙芝居を上演しに訪れた。
2人の心のこもった話しぶりに、お年寄りは引き込まれていた。
萬代さんは「母も福祉施設にお世話になっており、自分も何か手伝いができないかと登録した」と話し、河野さんも「紙芝居は竜王山に伝わる民話など地元にちなんだ題材も披露するが『その話、知っているよ』といった反応が返ってくる」と、自身もやりがいを感じている様子だ。
同センターの小潟千代美管理者は「外部の人が来て一緒に歌ったり、踊ったりすると、お年寄りは生き生きしている」と、頼もしい助っ人に感謝している。

サポーター登録

サポーター登録は、生年月日が分かる証明書(免許証、健康保険証など)と印鑑を持参して、市社協(中央福祉センター、山陽総合福祉センター)に申し込む。併せて市高齢障害課(電話82―1171)と市社協(電話83―2344、72―1813)では、サポーター受け入れ施設を募集している。

カテゴリー:行政2011年4月23日

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