常盤公園 鳥インフル、管理レベル2に緩和

宇部市は15日、常盤公園で発生した高病原性鳥インフルエンザが終息に向かっているとして、危機管理レベルを3から2に引き下げた。このまま異常がなければ、5月からペリカンや野鳥の監視、出入り口の消毒措置も解除する。ペリカンは動物園・遊園地ゾーンの釣り堀に新たに鳥舎を設置し、ペリカン島との2カ所で分離飼育する考えも明らかにした。

2月に死んだ野鳥のキンクロハジロや放鳥飼育しているコクチョウから強毒タイプのウイルスが検出され、市はハクチョウ類338羽を処分。園内への市民の立ち入りを制限し、ウイルスの拡散を防いだ。3月5日に部分開園、12日に全面開園したが、今も監視、消毒は続けている。
市役所で開かれた対策連絡本部会議では、監視実績や水鳥の様子が報告された。14日現在、常盤湖にいる野鳥は195羽。この中にキンクロハジロは確認されなかった。
渡りのシーズンは終盤になっており、環境省は現地の実態を踏まえた弾力的な対応を認め、県は同園と半径10㌔圏内に設定していた野鳥監視レベルを3から2に引き下げ、5月から通常(レベル1)の対応とすることを通達した。
市の危機管理レベルは、国、県の対応に合わせ、段階的に緩和する。通常体制に戻すかどうかは今月下旬に最終確認することとした。対策連絡本部は同日付で解散し、担当課長レベルで情報共有する対策連絡会議に移行させる。
国内の養鶏場での発症が落ち着いていないため、市内養鶏農家には消毒や侵入防止対策、血液のサンプリングなどの継続対応を求める。
西山一夫副市長は「ハクチョウ類は残念ながら殺処分となったが、ウイルスのまん延は避けられた。今後は市民委員会で、市民との協働の中で公園の方向性を話し合っていきたい」と語り、関係者の労をねぎらった。

カテゴリー:行政2011年4月16日

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