東日本大震災、官民挙げ支援へ 市給水タンク車出発

職員に見守られ、出発する給水タンク車(14日午前8時、市ガス水道局で) 東日本大震災は発生から4日目を迎え、全国からの被災地支援活動が本格化している。14日朝には宇部市ガス水道局の給水タンク車が福島県に向かったほか、先週末現地に入った県防災ヘリやドクターヘリ、医療チームが捜索救助活動を展開。宇部市内でも義援金を募る募金箱の設置やバザーが繰り広げられるなど、官民挙げての支援の輪が広がっている。

宇部市ガス水道局(吉村俊朗局長)は14日朝、給水タンク車(2㌧)1台、職員2人を被災地へ派遣した。福島県郡山市で給水支援活動を行う。岩国、光、周南市、防府の各局の支援隊と広島県の山陽自動車道宮島サービスエリアで合流し、ひとまず東京へ向かうという。10㍑入りの給水袋600枚も持ち込む。
消防本部は緊急消防援助隊3隊の派遣体制を整え、午後2時に出発する。消防、救助、救急各5人の計15人。車両は3、4台を想定している。
市は13日、西山一夫副市長を本部長とする支援連絡会議を開き、情報の収集・集約や支援体制の構築について話し合った。被災地の状況が深刻になる中、県や各機関からの応援要請に迅速に対応できるよう、共通認識を図った。
市は市制施行90周年などイベントイヤーだが、当面のイベントについて、県の方針を受けて対応を検討する。市が関係する予定行事などを洗い出すことから始める。西山副市長は「全て中止するのではなく、被災地を応援するスタンスをしっかり打ち出すことが大切」と指示した。
13日のくすのきカントリーマラソンも検討したが、全国から参加者があることなどから開催を決めた。応援ののぼりや募金箱を設置するなどした。
被災地への義援金は市でも受け付けている。救援物資については、現地の受け入れ態勢が整った段階で呼び掛けるという。
地震の影響で操業がストップした宇部興産グループの関東、東北地方の工場は、14日午前の段階でも停止したままだ。
宇部興産IR広報部によると、千葉石油化学工場(市原市)では、設備に問題がないか点検作業を進めている。安全が確認されても、計画停電が行われることもあり、今後の稼働は電力の復旧次第の面があるという。
宇部マテリアルズ総務課によると、千葉工場(市原市)は設備の復旧に向け準備中。子会社の東北鉄興社(岩手県一関市)は停電が続いており、再開は未定。
宇部興産東京本社、宇部マテリアルズ東京本部とも、鉄道の運休などにより14日朝の社員の出社状況は約半数程度という。
宇部井筒屋、フジグラン宇部、ゆめタウン宇部では、店内に義援金を募るボックスを設置した。
そのほかにも市内のあらゆる場所で、募金箱の設置が進んでおり、市民の善意が寄せられている。

カテゴリー:行政,その他の話題2011年3月14日

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