常盤公園 あす部分開放、準備急ぐ

開園に向けて園内を清掃する関係者(5日午前11時、ときわ湖水ホール横で) 宇部市は5日、高病原性鳥インフルエンザの発生により、一般の立ち入りを制限していた常盤公園の規制を解除した。6日から公園北側の周遊園路を部分開放し、12日には1カ月ぶりに全面開園する。

 2月11日の防疫措置から3週間。国の指針に基づくウイルス収束の目安となる期日を迎えた。この間、残されたペリカン、湖の野鳥に異常は認められず、県は5日午前0時、同園を中心とする半径10㌔圏内の監視区域の指定を解除。市は同日9時から、ときわ湖水ホールで防疫対策本部会議を開き、規制解除と直前の会議で申し合わせていた開園スケジュールに向けて作業を進めることを決めた。
 解除できるエリアから少しでも早く市民に利用してもらおうと、6日午前6時から周遊園路(5・7㌔)のうち、白鳥大橋─常盤公園スポーツ広場─青年の家─ときわ湖水ホールレストラン手前の約3・8㌔を部分開放する。園内も全面開園に向けて、機材の撤去や消石灰の除去など、諸準備を進める。
 5日には、湖水ホール南側に設置されていたバリケードが撤去され、清掃車や機材を撤収するための大型車両が入った。職員らが園路に散布されていた消石灰をスコップやたわしで削り取るなどの復旧作業に追われた。同日は45人態勢で行った。大掛かりな作業が5、6日かけて行われるため、安全面に配慮して、段階的な開園措置となる。
 市は同日付で危機レベル4を3に下げ、防疫対策本部と現地対策本部を新たに対策連絡本部(本部長・西山一夫副市長)に移行。毎日の監視(1日2回)と出入り口の消毒措置は続ける。ペリカンも当分の間、ペリカン島と噴水池、仮ゲージなどで分離飼育する。放鳥飼育されているのは40羽で、このうち13羽は自由に空が飛べる。保護でき次第、切羽処置を施す。
 終息・安全宣言は出さず、4月中旬から5月中旬にかけて、野鳥が飛び去った時期を今シーズンの一区切りと位置付ける。この時期に環境省の警戒レベル3も解除される見通し。
 久保田后子市長は「総力を挙げての作業で、残った動物たちを守ることができた。理解、協力、激励をいただいた全ての皆さんに感謝したい。つらく苦しい日々だったが、その悲しみを乗り越えて、立ち上がっていかなければならない」と語った。
 今後の飼育の在り方についても、市民の思いを受け止め、専門家を交えた協議の場を持ちたいという考えを改めて示した。

カテゴリー:行政2011年3月5日

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