常盤公園、12日 全面開園へ

消石灰で消毒されている園路と立ち入り禁止の表示(2日午前9時すぎ、常盤公園で) 宇部市は2日、高病原性鳥インフルエンザ防疫対策本部会議を開き、鳥インフルの発生で、2月11日の防疫措置以降、立ち入りが制限されている常盤公園について今後のスケジュールを明らかにした。ウイルス終息の目安となる3週間の規制措置が過ぎようとしており、このまま異常が認められなければ、県と協議の上、5日に規制解除を最終判断する。6日に周遊園路を部分開放し、12日に全面開園するという。

 死んだコクチョウと野鳥のキンクロハジロから強毒タイプのウイルスが検出され、市は感染拡大を防ぐため、同じ白鳥湖で放鳥飼育していたハクチョウ類338羽を処分した。その後、残されたペリカンを守ろうと、ペリカン島を含めて3カ所で分離飼育を開始。1日までの監視報告では、ペリカン、湖の野鳥、園内39カ所のバリケード・看板には異常は認められない。防疫のための消石灰は天候や通路の状態を確認しながら、適宜補充している。
 このまま推移すれば、県が5日午前0時に監視区域を解除する予定。これを受けて市も同日午前に防疫対策本部会議で立ち入り禁止措置を解除する。6日午前6時から周遊園路(白鳥大橋―常盤公園スポーツ広場―青年の家―ときわ湖水ホールレストラン手前)を部分開放し、12日午前10時から全面開園する。
 規制解除後は、開園に向けて諸準備を始める。防疫措置区域にあるドラム缶やテント、消石灰用の機材の撤去、防疫措置として園内通路に散布されている消石灰の除去、場内清掃、出入り口のバリケード・看板の撤去などを行う。
 一方で、一定の危機レベルを保ち、1日2回の監視、出入り口での消毒措置は継続。ペリカンは、渡り鳥が飛び去るであろう4月中旬から5月中旬まで分離飼育する。現在、常盤湖には8種673羽(1月8日調べ)の野鳥がいる。
 防疫指針に基づく規制解除であり、安全、収束宣言はしない。久保田后子市長は「ようやく一区切りだが、これで終わりではない。専門家を交えて、今後の在り方を議論する。市民の思いを受け止め、常盤公園の新たな方向性をつくりたい」と語った。
 環境省は1日、2月19、20日に常盤公園と周辺で実施した野鳥の現地調査で、高病原性鳥インフルエンザウイルスは検出されなかったと発表した。
 採取した野鳥のふん便からは、強毒タイプ、その他の鳥インフルウイルスは認められなかった。
同省では、現地周辺の野鳥の感染状況は高密度ではないが、ウイルスを保有していないことを証明するものではないとしている。今後も最も高い警戒レベルを継続する。

カテゴリー:行政2011年3月2日

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