常盤公園内3カ所、ペリカンを分離飼育

ペリカンを守るため噴水池内に設置された小屋(常盤公園で) 高病原性鳥インフルエンザの拡散防止のため、常盤公園で放鳥飼育していたハクチョウ類など338羽を処分した宇部市は18日、常盤湖のペリカンを感染の危機から守ろうと、園内3カ所での分離飼育対策を始めた。湖にいた野鳥のキンクロハジロ、飼育していたコクチョウから強毒タイプのウイルスが検出され、予断を許さない状況が続いており、少しでもリスクを分散したいとしている。

ペリカンたちは常盤神社近くの入り江にあるペリカン島を中心に45羽を飼育。このうち、けがの養生などで白鳥湖に移していたフィリピンとハイイロの各1羽が衰弱とウイルス感染の恐れなどから処分対象となった。
残った43羽は厳重監視の下、飼育されており、異常は認められていない。このうち13羽は自由に空を飛べるため、一時保護でき次第、飛べないように切羽処置を施す。しかし、ペリカン島でも野鳥と接触する恐れはあり、市は、動物管理監の白須道徳さんと協議しながら、ペリカン島と噴水池、白鳥大橋たもと(菖蒲苑近く)に分離することにした。
噴水池と白鳥大橋たもとに、約50平方㍍の仮小屋を設置し、野鳥の侵入やふんが落ちてくるのを防ぐため、屋根はビニールシートで覆い、側面も囲った。18日には島や湖上にいるペリカン20羽を職員がボートを使って保護し、順次仮小屋へと収容した。空が飛べるペリカンの保護が最大の課題。島近くにケージネットを2基設置し、餌を食べるために近づいてきたところを捕獲しようとしている。現地対策本部長の西山一夫副市長は「今できることの最善を尽くしたい」と語った。
環境省は19、20日の2日間、職員3人が常盤公園と半径10㌔以内の野鳥生息地で野鳥のふん便を採取し、ウイルスの保有状況を調べる。2週間で結果が判明するという。

カテゴリー:行政2011年2月19日

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