市急患診療所の利用実績

kyuujituonoda.jpg 山陽小野田市健康増進課は、小野田保健センター内に開設した「市急患診療所」の平日夜間の利用実績をまとめた。2010年(診療日数245日)は624人の患者が訪れ、1日の平均利用者数は2・55人となった。当初、見込んでいた1日5人には届かなかったが、「平日夜間対応の診療所の存在は、精神的にも負担が軽減される」と、医療従事者から高い評価を得ている。

夜間診療は2次医療機関である市民、山口労災、小野田赤十字病院でほとんど対応しているのが現状で、勤務医の大きな負担になっている。風邪など軽度の疾患も診ており、本当に緊急の患者が受け入れられないというケースも起きている。
急患診療所の充実は慢性的な医師不足の中で、地域医療の役割分担、連携が効果的に機能し、医療スタッフはもちろん、患者にとっても緊急時に病院の待合室で待たされることがなくなるなど、双方にメリットがある。
市は医師会、薬剤師会の協力を得て10年1月から急患診療所を開設。12月末までの1年間に624人の患者を受け付けた。月別ではインフルエンザが流行した1月の73人、3月の66人が多かった。曜日別では医療機関が午後休診となる木曜日の来院が目立っている。地区別患者数は大まかに小野田地区が60%、宇部市厚南地区が25%、山陽地区が10%、その他5%となっている。
ほとんどが風邪や腹痛を訴える患者。当初見込みより患者数が少なかったのは、原則として高校生以上の年齢を対象としているため、子供ほど緊急性が高くないことが考えられる。しかし、市民病院などに診察依頼の電話がかかった際に、重症でないと思われる患者には、まず急患診療所を勧めるなど、地域医療の役割分担という本来の開設目的は、十分に果たしている。
今年1月もインフルエンザの流行などにより、19日間の開設で97人(1日平均5・11人)の患者が訪れている。
河合久雄市健康増進課長は「まだ開設していることを知らない市民もおり、機会あるごとに周知を図っていきたい」と課題を話し
た。
平日夜間の診療科目は、入院や手術を伴わない内科系の初期救急。診療時間は毎週月~金曜日の午後7時から10時半まで。
同じ診療所で日曜日と祝日(午前9時~正午、午後1~5時)には小児科も開設している。

カテゴリー:行政2011年2月10日

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