ガス事業民営化 足踏み

宇部市は、ガス事業民営化に向けて事業譲渡先を募集していたが、4日の締め切りまでに応募者がなかったと発表した。これにより、昨年11月に策定した民営化計画に基づく2012年4月1日の譲渡、民営化はできなくなった。

1月17日から今月4日までの期間に、事業を一括継承できる法人を募集した。募集要領の配布、情報提供、広報紙、ホームページなどでPRしたところ、募集内容に関する問い合わせはあったものの、応募には至らなかった。18億円以上という譲渡価格の設定、ガス料金、債務などが影響したとみられる。
市は学識経験者や市民代表で構成するガス事業検討委員会から「速やかに民営化すべき」との答申を受けて方針を決め、同計画を策定した。
今回の結果を受けて、ガス事業部では「改めて譲渡先を募集するため、応募条件等を検証しながら、スケジュールも含め慎重に検討し、条件整備を行いたい」とした。譲渡先が決まるまでは、引き続き市が経営し、ガスの安定供給と保安の確保に努め、経営健全化、サービスの向上を図る。
市のガス事業は1932年にスタート。06年には環境に優しい天然ガスを導入した。少子高齢化や人口減少、ほかのエネルギー間との競争激化などを背景に、将来像を探っていた。
全国のガス事業者は211社で、このうち公営は30社。中国地区では宇部市と松江市のみ(昨年7月現在)。宇部の供給戸数は1万8356戸(都市ガス1万6020戸、プロパン2336戸、同年3月末現在)。

カテゴリー:行政2011年2月9日

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